【ツイステ】新人看守は美人でヴィランズからも愛されてます。Part3

Episode126 ページ37

_________……1限目、音楽。





ｱｽﾞｰﾙ「ラ〜ラララ〜」


ｼﾞｬｯｸ「…アイツ、やたら歌がうめぇな。」








クロウリーさんに頼まれた次の日。

私とジャックさんはこっそりとアズールさんのことを観察することに。











「…というか、よく手伝おうと思いましたね。」



ｼﾞｬｯｸ「学園長直々の頼みですし、多少のことは目を瞑ってくれるだろうし…それに、」






「それに？」


ｼﾞｬｯｸ「…Aさんの事が心配なんで。」






「…おやまぁ、」











「お優しいですねぇ」と言い、彼の頭を撫でた。















2限目、動物言語学。




ｱｽﾞｰﾙ「うんうん、なるほど。」



ｱｽﾞｰﾙ「ルチウスさんが言うにはトレイン先生が前回おやつをくれたのは３時間前です。」








その発言にトレインさんは正解だ、と静かに呟く。動物言語を聞けて、且つ話せる、と。











3限目、魔法薬学。



ｱｽﾞｰﾙ「完成しました！この薬を飲めば体の一部を別の動物に変えることが可能です。」





ｸﾙｰｳｪﾙ「グッボーイ！これは３年生の学年末試験レベルの調合だぞ。他の仔犬どももアーシェングロットを見習うように！」










「ふむ…」


今の所、彼は授業において苦手というものがない。普段の生活態度も優等生そのものだ。











「(これは、中々手強い。)」

















＊＊＊




ｼﾞｬｯｸ「_________……アズールの奴、まさに完全無欠の優等生って感じすね。」










大食堂にて。ジャックさんは肉を頬張り、離れた席に座るアズールさんを睨んでいる。



私は煙管に火をつけず、口にくわえた。











「隙のない人は簡単に本性は見せないですからね。」


ｼﾞｬｯｸ「アイツが猫被ってるってことですか？」





「…あれは猫より厄介ですよ。」













煙を細く吐く素振りをする。しかし火をつけていないのでただ息を吐いただけ。










「(嗚呼、煙が吸いたい。)」

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