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Episode125 ページ36

クロウリーさんの依頼に断りを入れ、コキッと首を鳴らす。
















「正直な話、内容を知った上で契約を結んだ彼らにも非があります。




いくら子供と言えどサインをした以上、責任は本人にあります。

私がそれを止めるのはお門違いもいい所なのでは?」










クロウリーさんにこんな事を言うのは正直失礼だ。彼は行き場のない私に衣食住を提供してくれている。

彼からしたら恩を仇で返すと言うのだろう。








だが、今回はそうもいかない。









「全ての頼みにYESと答えると、キリがない。」




ジャック「(め、珍しく辛辣…)」









「それに今はレオナさんのことしか考えられません。」


学「貴女それが本音でしょ。」

















するとクロウリーさんは「はぁ〜…」と長い溜め息をつく。


そして大袈裟な一人言を話し始めた。










学「最近オンボロ寮の食費が非常にかさんでいるんですよねぇ…」


「……」



学「懐が寒いんですよね〜」


「……」









学「あっ、というか今回の説得が成功したらキングスカラーくんも喜ぶのでは?」




「やります。」


ジャック「Aさん!?」










ジャックさんは「本気ですか!?」と顔を近づけ、耳をピンッとたてる。私ははい、と返答をした。









学「そうですか引き受けてくれますか!さすがAさん!」















彼は私の手を握りぶんぶんと上下に振る。



学「じゃ、私は忙しいのでこれで失礼。くれぐれも頼みましたよ!」










そう言ってそそくさと部屋を出ていった。


私は肩に乗った鴉の頭を撫でる。彼はそれに満足したのか、クロウリーさんの後を追うように窓から飛んでいった。














ジャック「学園長、本当に神出鬼没だな。…で、具体的にはどうするつもりなんすか?」





「相手を知ることがまず重要です。嗚呼、レオナさんの喜ぶ姿が目に浮かびます。」



















「これは早く解決せねばなりませんね」とジャックさんを見れば彼は苦笑いを返した。








おや、私、何か見当違いを?

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いぎ - 更新楽しみにしてます!! (4月29日 13時) (レス) id: 0fab079a1b (このIDを非表示/違反報告)
快晴(プロフ) - もう、やられてないんですか? (8月24日 5時) (レス) id: 3fba93f21d (このIDを非表示/違反報告)
akithin.(プロフ) - 更新楽しみにまってます!😊 (6月8日 15時) (レス) id: 99ff633255 (このIDを非表示/違反報告)
わたあめ師匠。(プロフ) - ここの夢主ちゃんの性格が大好きです。更新応援しています!! (2023年4月9日 20時) (レス) @page41 id: 269bc0d773 (このIDを非表示/違反報告)
奥山乃愛(プロフ) - いきなりすみません🙇出来たら全員のキャラに愛されたいです!(恋愛的に)あと落ちは出来れば全員落ちみたいなのが見てみたいです!無理せずに頑張ってくださいね! (2023年1月16日 16時) (レス) id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:グロリアス | 作成日時:2020年7月5日 22時

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