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Episode123 ページ34

ジャック「_________……Aさん、大丈夫ですか?さっきから上の空ですけど…」





「レオナさん、どうして…」





ジャック「……」









オンボロ寮にて。私とジャックさんは石畳の上を踏みながら歩いていた。






私は溜め息をつき、数十分前の事を思い出していた。









レオナ『おい、一年。こいつ寮まで届けてやれ。』




ジャック『俺が?』


ラギー『レオナさんが送ってあげればいいじゃないッスか。』









レオナ『んなもんできるか。大体ちゃんとコイツが寮に戻るかも分かんねぇじゃねーか。


…つか、お前もいい加減離れ、』







『レオナさん、離れたくないです。』


レオナ『……』






ラギー『(満更でもなさそうじゃないッスか…)』









「(_________……まぁ、いつまでもこんな風にしててもいけませんよね…)」









玄関のドアノブに手をかけ項垂れていると、
ジャックさんが後ろから心配そうにこちらを伺っているのが分かる。




でもレオナさんには明日も会えますし。何かお食事でも持っていきましょうか。









「…ジャックさん。」



ジャック「は、はい。」









「よければ中でお茶でもどうです?わざわざここまで送ってくれましたし。」



ジャック「!お、お邪魔じゃなければ…!」









ジャック「(……惚れ薬にかかってるとは言え、優しいのは変わりないな…)」





尻尾をぶんぶんと振り続ける彼を寮に通す。
そしてキッチンに向かう前にジャックさんに声をかける。









「ジャックさん、紅茶か珈琲かどちらがいいですか?…嗚呼、確か麦茶もあったような…」








学「じゃあ私は紅茶で。」









ジャック「うわっ!」

「まぁ、クロウリーさん。」









リビングのソファーに座り、帽子を小さくあげ微笑むのはクロウリーさん。





その近くにはいつぞやの鴉がいる。鴉はこちらを見るなり私の肩に乗った。









鴉「カァッ、…?」








鴉と目が合うと不思議そうに首をかしげる。その反応に私も首をかしげた。









学「聞きましたよAさん。惚れ薬にかかってしまったのだとか。」








「そちらの鴉も瞳の色が変わって驚いてるようですねぇ」と彼はグイッと顔を近づけた。

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いぎ - 更新楽しみにしてます!! (4月29日 13時) (レス) id: 0fab079a1b (このIDを非表示/違反報告)
快晴(プロフ) - もう、やられてないんですか? (8月24日 5時) (レス) id: 3fba93f21d (このIDを非表示/違反報告)
akithin.(プロフ) - 更新楽しみにまってます!😊 (6月8日 15時) (レス) id: 99ff633255 (このIDを非表示/違反報告)
わたあめ師匠。(プロフ) - ここの夢主ちゃんの性格が大好きです。更新応援しています!! (2023年4月9日 20時) (レス) @page41 id: 269bc0d773 (このIDを非表示/違反報告)
奥山乃愛(プロフ) - いきなりすみません🙇出来たら全員のキャラに愛されたいです!(恋愛的に)あと落ちは出来れば全員落ちみたいなのが見てみたいです!無理せずに頑張ってくださいね! (2023年1月16日 16時) (レス) id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:グロリアス | 作成日時:2020年7月5日 22時

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