検索窓
今日:40 hit、昨日:86 hit、合計:1,369,550 hit

Episode5 ページ7

「_________……弱りましたねぇ…」









先程の図書室にて。二人の生徒のお陰でグリムさんは捕まり、外につまみ出されてしまった。


少し可哀想だとも思ったが鏡によって告げられた言葉に衝撃を受け、実の所、それどころではなかった。









『この者のあるべき場所はこの世界のどこにも無い……』









そう言われた。つまり帰れないのだ。そしてクロウリーさんと一緒に図書室に来て、私の出身地について調べているのだが…









「(まさか世界地図にも載っていないなんて…)」


学「ふむ…貴女ここに来る時に持っていたものは?」









そう問われ、「嗚呼…」と言いながらポケットを漁る。眼鏡、煙管くらいしかない。









「スマホを財布も、身分を証明できるものもないですね。」









「困りましたね」と彼は言う。魔法士養成学校というだけあって、魔法を使えない人間を置くわけにもいかないのだろう。









学「しかし保護者に連絡もつかない無一文の若者を放り出すのは教育者として非常に胸が痛みます。


私、優しいので。」




「はぁ…(これでももう社会人なんですがねぇ…)」









小さく溜め息をつく。どうしましょう…とこれからの事を考えていると彼が突然「そうだ!」と声を弾ませる。


その顔には笑顔が浮かんでいた。









学「学園内に今は使われていない建物があります。そこであれば暫く宿として貸し出して差し上げましょう!」



「え…いいんですか?」







学「その間に貴女が元いた場所に帰れる方法を探るのです。私優しいので!」









お礼を言おうと口を開く。だが彼は「しかし!」と今度は声を張り上げた。









学「貴女をウチの学園の雑用係!…ではなく使用人!あ、いやそれも違いますね…"メイド"としてならここに滞在する事を許可します!」

Episode6→←Episode4


  • 金 運: ★☆☆☆☆
  • 恋愛運: ★★★☆☆
  • 健康運: ★★★★★
  • 全体運: ★★★☆☆

ラッキーアイテム

革ベルト

ラッキーカラー

あずきいろ

おみくじ

おみくじ結果は「末凶」でした!


目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (701 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1909人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

こはね - 東リベバージョンをマジで見たいです!マジで!!!!!!!! (2021年9月6日 20時) (レス) id: b4a9ddf842 (このIDを非表示/違反報告)
グロリアス(プロフ) - わとさん» コメントありがとうございます!刺さっちゃいましたかありがとうございます((アレッ、私の語彙力も何処へ……(・ω・`) (2020年4月11日 19時) (レス) id: d08f55f347 (このIDを非表示/違反報告)
わと(プロフ) - 性癖に刺さりますし解釈一致で歓喜の舞ですあれ語彙力どこ… (2020年4月11日 4時) (レス) id: f1ea256af8 (このIDを非表示/違反報告)
グロリアス(プロフ) - 曼珠沙華さん» コメントありがとうございます!リーチ兄弟を早く出したくてうずうずしてました((これからも更新頑張りますね…! (2020年4月11日 2時) (レス) id: d08f55f347 (このIDを非表示/違反報告)
曼珠沙華 - 夢主のメイドさんがカッコいい、リーチ兄弟が思ったより早く出て嬉しいです。次の更新楽しみに待ってます。頑張ってください。 (2020年4月10日 1時) (レス) id: 71b573304c (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:グロリアス | 作成日時:2020年4月3日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。