【ツイステ】新人看守は美人でヴィランズからも愛されてます。

Episode37 ページ39

ｴｰｽ「り、寮長なんでここに…！」




ﾘﾄﾞﾙ「僕がここにいたらダメなのかい？」









グリムさんは以前首輪をつけられた事があり、毛を逆立てる。私は思い出したように梱包材を纏ったガラスの瓶を机に置いた。









「リドルさん、これ頼まれていた物です。」



ﾘﾄﾞﾙ「嗚呼ありがとう。助かったよ。」


「いえいえ。紅茶には砂糖があった方が良いですから。」






ﾘﾄﾞﾙ「また飲みに来るといい。貴女なら歓迎する。」


「それはそれは…ありがとうございます。」









「君達もずっと喋っていないで次の授業の準備をした方がいい」と彼は目を細める。






エースさんは首輪をいつ外して貰えるのかと聞くと、暫くつけたままで過ごすといいとリドルさんは答えた。









ﾘﾄﾞﾙ「それじゃあ僕はこれで。角砂糖も貰えたし。」


「私も行かなければ。」









確か次は図書室の清掃だ。終わったらそのまま調べものをして…

すると机に肘をつき、ムスッとした顔でエースさんが尋ねてきた。









ｴｰｽ「何か寮長と仲良くなかった？」


「嗚呼…実はですね、」









談話室で角砂糖を頼まれた後、一緒に紅茶を飲まないかと誘われたのだ。



「それで少し話が弾んだんです。」






ﾃﾞｭｰｽ「あの寮長が…」


ｴｰｽ「横暴なのに変な所でお姉さんに優しいのな。」


「横暴というか…」









彼は飴と鞭の使い方が苦手なのではないだろうか。…いや、苦手と言うのも少し違う気がする。









彼にとって、飴も鞭も対して変わらないのだろう。

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