【ツイステ】新人看守は美人でヴィランズからも愛されてます。

Episode28 ページ30

「じゃ、取り合えず今日どこで寝ればいい？」と彼は前のめりになる。まぁ追い出すわけにもいかない。とは言うが…









ｸﾞﾘﾑ「オレ様とコイツの部屋以外まだどの部屋も埃だらけなんだゾ。」



ｴｰｽ「えっ。…お姉さん、部屋に泊めてよ。俺スマートだから幅取らないしさ。ねっ。」




「構いませんよ。私は談話室で寝るので。」




ｸﾞﾘﾑ「にゃに！？コイツと一緒に寝ろっていうのか！？」









ベッドは壊れているが布団は足りるはず。私はここのソファーで寝ればいい。


そう思い紅茶を飲みほした。









ｴｰｽ「俺も嫌なんだけどこんな狸と寝るなんて！」


ｸﾞﾘﾑ「誰が狸じゃ！」



「喧嘩しないで下さいな。」









「色々あって疲れているでしょう。私は大丈夫ですから部屋を使って貰って構いませんよ。」



しかし彼は納得いかないといった顔。それはグリムさんと一緒に寝る事だろうか、それとも私が談話室で寝ると言った事だろうか。









「…ではこうしましょう。」


ｴｰｽ「？」





「今日は私が談話室で寝ます。もし明日以降もここに泊まる事があれば、今度は貴方が談話室で寝る。というはどうでしょう。」









私がそう提案すると彼は苦い顔をしながらも頭を掻き、「あーもうわかったよ」と承諾してくれる。









「グリムさんはどうします？」



ｸﾞﾘﾑ「…オマエが寂しくないよう一緒に寝てやってもいいんだゾ。」





「ええ、そうですね。…怖いのは嫌ですから。」









グリムさんの頭を撫で、カーテンの隙間から僅かに見える月を見つめた。

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