第百二話 ページ12
志「_________……酷い刃こぼれですね。よく今まで戦えたものです。」
志鶴さんの住んでるという家で刀を見て貰う。日輪刀は折れてこそいないものの、刃こぼれをしていた。
「見せられずすみませんでした」と言えば仮面の下で彼は微笑んだようで、柔らかい声で答えてくれる。
志「大丈夫です。寧ろ使いこんでくれたんですね。刀鍛冶としては嬉しい限りです。」
彼は部屋の奥から刀を作るための道具を持ち出し、それを自身の横に置いて座り直す。
…何故悲しそうな声色をしているのだろう。
志「つい先日、刀を作らせて貰っていた鬼殺隊の一人が亡くなったのです。
…もうこれで何人目でしょう。呆気なく人は死んでしまう。」
彼の部屋の隅には幾つかの花束が積み重なっている。きっと亡くなられた方々に手向けるものだろう。
「……お悔やみ申し上げます、志鶴さん。」
志「ええ、ええ。…ええ、そうですね。今は貴方が生きている事に感謝しないと。」
彼はほろりと流れた涙を顔を隠しながら拭く。
そして今度は「何か食べていきます?ここ、お饅頭が有名なんですよ」と弾んだ声で言ってきた。
お饅頭…是非食べていきたい。
「お邪魔でなければ是非______」
その瞬間、
カンカンカンッ!!と鈍い音が響く。金属に金属で叩くような…
その音を聞いたと同時に志鶴さんは素早く立ち上がった。
志「……敵襲だ。」
「…何ですって?」
何かを伝える、いやこれは警報だ。誰かの声が聞こえる。敵襲だ、各一族の当主を守れと。長を逃がせと。
志「_________鬼が、里の中に侵入して来た…?」
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こはね - 童磨とも絡んでほしいです! (2021年10月11日 11時) (レス) @page47 id: b4a9ddf842 (このIDを非表示/違反報告)
グロリアス(プロフ) - 六時の虹さん» コメントありがとうございます。夢主は鱗滝さんや煉獄さんから羽織を勧められていますが彼女はそれを断っています。本人曰く刀を振るう時の邪魔になるからだそうです。それでも気にはなっているそうですよ(^^* (2020年12月8日 19時) (レス) id: 8407797314 (このIDを非表示/違反報告)
六時の虹(プロフ) - 貴方の作品の更新が毎日とても楽しみです!質問ですが、夢主ちゃんは羽織を着ていますか?もし着ていたら、どんな羽織かも教えていただけると嬉しいです。 (2020年12月4日 18時) (レス) id: 6ed7129851 (このIDを非表示/違反報告)
葉紅(プロフ) - めちゃくちゃ面白くて一気読みしちゃいました!リクエストなんですけど、無限城にいきなり鳴女の能力で連れ去られて無惨さんと童磨と猗窩座と仲良くなる夢主ちゃんが見たいです!更新頑張ってください楽しみにしています! (2020年6月29日 0時) (レス) id: 915a610475 (このIDを非表示/違反報告)
ヱリカ - グロリアスさん» ありがとうございます!!!更新楽しみにしていますね!!! (2020年5月27日 15時) (レス) id: 04f7f8009d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:グロリアス | 作成日時:2019年12月6日 23時