第五十五話 ページ10
「(_________……此処、ですよね…?)」
煉獄さんの鴉を追いかけて辿り着いたのは、大きな屋敷。の、ひとつに隣接された剣道場だった。
「……ここで合ってます?」
鴉「カァー!」
煉「おお、A!来てくれたのだな!!」
声に反応し、右を向く。そこには煉獄さんの姿が。
「こんにちは。その…此処は?」
煉「うちの剣道場だ!昔はよく父上に稽古をつけて貰っていた!さ、中に入るといい!!」
「(昔は…?)」
彼に促され、足を運ぶ。踏み込めばキシッと小さく木の床が軋んだ。
「……久々ですね…」
煉「そうなのか!気に入って貰えると嬉しい!!」
彼の台詞に思わず口に手を当てる。不味い、つい余計な事を口走ってしまった。
「…あの、所で任務の方は?」
煉「任務はある!丁度一週間後にな!!」
「…一週間後?」
思わず復唱してしまう。何故私の事を呼んだんでしょう…?首をかしげると、鴉もそれを真似するように首を傾けた。
煉「と言う訳で今から鍛錬をしたいと思う!!」
「…は、」
煉「いや、それよりもまずは炎の呼吸を学ぶ事からだな!
書庫の方を漁ってくる!もしかしたら煙の呼吸とやらも綴ってあるかもしれん!!」
「いや、ちょっと待って下さい。話が見えな…」
しかし彼は私の事など気にもせず一度剣道場を出ていってしまう。一人残された私は呆然として、足元にいる二匹の鴉を見つめた。
「……約束と違うんですが…」
鴉「カアッ、」
鴉は鳴いて、二匹とも私の肩に乗った。
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こはね - 今日から俺はのも見てみたい、です! (2021年10月11日 9時) (レス) @page30 id: b4a9ddf842 (このIDを非表示/違反報告)
つるぎ - 更新ありがとうございます!何度読んでも面白い作品ですね!! (2019年11月17日 10時) (レス) id: 07b8e63db3 (このIDを非表示/違反報告)
グロリアス(プロフ) - つるぎさん» コメントありがとうございます!そういって貰えると嬉しいです!更新頑張ります! (2019年10月20日 20時) (レス) id: d08f55f347 (このIDを非表示/違反報告)
グロリアス(プロフ) - 鬼舞辻無惨さん» コメントありがとうございます!ってまさか無惨様…!?あ、ありがとうございます…! (2019年10月20日 20時) (レス) id: d08f55f347 (このIDを非表示/違反報告)
つるぎ - 最初から読ませてもらいました。とても面白かったです!!ナンバカのほうも宜しくお願いします!!楽しみにしてますね! (2019年10月20日 20時) (レス) id: 07b8e63db3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:グロリアス | 作成日時:2019年9月4日 20時