第六十八話 ページ23
すると私の前に煉獄さんが隠すように立った。
煉「俺は炎柱、煉獄杏寿郎だ。」
猗「俺は猗窩座。杏寿郎…と、Aと呼ばれていたな。何故お前らが至高の領域に踏み入れないのか教えてやろう。」
猗窩座と名乗った鬼は私達二人を指指し「人間だからだ。老いるからだ死ぬからだ」と言い捨てた。
彼はさも当然だろうと、口角をあげる。
煉「…老いることも死ぬことも人間という儚い生き物の美しさだ。
老いるからこそ死ぬからこそ堪らなく愛おしく、尊いのだ。」
「(煉獄さん…)」
煉「何度でも言おう。君と俺とでは価値基準が違う。俺も彼女も、鬼にならない。」
猗「…そうか。」
術式展開。破壊殺・羅針。
突然鬼の地面に結晶のような模様が浮き出てくる。血気術だ。
刀を握り、飛び出した。
「(煙の呼吸、参ノ型。…水煙の眠り。)」
刀を振るった瞬間、水蒸気のような煙が辺りを包む。その刃先が鬼の腕を掠めた。
猗「っ…!」
一見、普通の掠り傷。
するとその傷から周りの皮膚がジュワッと溶けた。
しかし彼は広がる傷を見ると、そのまま自ら腕を切り落とし、新しい腕を再生させた。
猗「ククッ、面白い!今まで殺してきた奴等に煙はいなかったな!柱だと炎も!そして俺の誘いに頷く者もいなかった!」
辛いと、耐えられないと、嘆きのような台詞を言い続ける。
だが、その表情や声色からはただ殺したくて仕方がないといった雰囲気だった。
「(タイミングを間違えば、確実に殺されますね。)」
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こはね - 今日から俺はのも見てみたい、です! (2021年10月11日 9時) (レス) @page30 id: b4a9ddf842 (このIDを非表示/違反報告)
つるぎ - 更新ありがとうございます!何度読んでも面白い作品ですね!! (2019年11月17日 10時) (レス) id: 07b8e63db3 (このIDを非表示/違反報告)
グロリアス(プロフ) - つるぎさん» コメントありがとうございます!そういって貰えると嬉しいです!更新頑張ります! (2019年10月20日 20時) (レス) id: d08f55f347 (このIDを非表示/違反報告)
グロリアス(プロフ) - 鬼舞辻無惨さん» コメントありがとうございます!ってまさか無惨様…!?あ、ありがとうございます…! (2019年10月20日 20時) (レス) id: d08f55f347 (このIDを非表示/違反報告)
つるぎ - 最初から読ませてもらいました。とても面白かったです!!ナンバカのほうも宜しくお願いします!!楽しみにしてますね! (2019年10月20日 20時) (レス) id: 07b8e63db3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:グロリアス | 作成日時:2019年9月4日 20時