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第六十三話 ページ18

??「_________……Aちゃん。」









肩に優しく誰かの手が添えられる。甘い匂いがし、目をゆっくりと開けた。









「(……此処は…)」




??「ねぇ、大丈夫?」









その姿を認識した瞬間、思わず目を見張った。









「_________……母さん?」




母「どうしたの?朝だからボーッとしちゃった?」









「はい、珈琲よ」とカップを渡してくる。私は少ししてから「……嗚呼…」と呟いた。









「…少し、疲れが出てしまったみたいです。」


母「看守のお仕事忙しそうだもんねぇ。」









珈琲を一口飲む。奥のソファーには父が座っていた。酷い潔癖症のため、相変わらず白い手袋をつけている。









父「…暫くは休みなんだろう?」


「え?…嗚呼、まぁ。」


父「ゆっくりしていけばいい。それにそろそろ…」









ピンポーンとベルが鳴る。「私が出ます」とカップを置き、玄関へと向かった。









「どちら様で…」


??「おはよう、Aちゃん!元気にしてた?」









私が鍵を開ける前、それよりも早くに鍵が開き、抱きしめられた。視界の端で私のではない赤い髪が揺れる。









「……伯父さん?」




伯「女の子達とのデート全部断って来ちゃった。だってAちゃんが休みだって言うから。」









背の高い彼は私の父の兄…つまり伯父に当たる人物。私に剣術を教えてくれた人だ。





甘い声と彼からする香水の匂いが後頭部に響きわたった。

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こはね - 今日から俺はのも見てみたい、です! (2021年10月11日 9時) (レス) @page30 id: b4a9ddf842 (このIDを非表示/違反報告)
つるぎ - 更新ありがとうございます!何度読んでも面白い作品ですね!! (2019年11月17日 10時) (レス) id: 07b8e63db3 (このIDを非表示/違反報告)
グロリアス(プロフ) - つるぎさん» コメントありがとうございます!そういって貰えると嬉しいです!更新頑張ります! (2019年10月20日 20時) (レス) id: d08f55f347 (このIDを非表示/違反報告)
グロリアス(プロフ) - 鬼舞辻無惨さん» コメントありがとうございます!ってまさか無惨様…!?あ、ありがとうございます…! (2019年10月20日 20時) (レス) id: d08f55f347 (このIDを非表示/違反報告)
つるぎ - 最初から読ませてもらいました。とても面白かったです!!ナンバカのほうも宜しくお願いします!!楽しみにしてますね! (2019年10月20日 20時) (レス) id: 07b8e63db3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:グロリアス | 作成日時:2019年9月4日 20時

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