【鬼滅の刃】新人看守は美人で鬼殺隊からも愛されてます。其ノ弐

第五十八話 ページ13

煉「_________……A、持ってきたぞ！」









その声に顔を向けると大量の本を持った煉獄さん。それを私の横にドサッと置いた。









煉「"歴代炎柱の書"だ！いい参考になる！」


「はぁ…」









すると千寿郎さんが「じゃあここで失礼しますね」と言って立ち上がった。



「嗚呼、色々とありがとうございました。」


千「はい。Aさんも頑張って下さい。」









そう言って千寿郎さんは剣道場を出て行く。私は一番上に乗っていた本を一冊、手に取った。









「煉獄さん。炎の呼吸を知るのはいいと思うのですが…私が鍛練をする意味は？」


煉「君なら一週間もあれば型の一つくらい覚えられるだろう！」


「その、何故また？」









煉獄さんによれば使っている呼吸を変えたり、新しい呼吸を派生させるのは珍しい事ではないらしい。私の場合、後者だろう。









煉「しかも歴代を見る限り、煙の呼吸は扱いにくく、結局の所炎の呼吸に戻したと言う事例がある！」



「煙の呼吸を使っている人が居たのですか？」



煉「うむ！」









そう言うと彼は書物の中から何冊かを選別し、並べた。









煉「二代目、五代目、十一代目、十六代目、二十代目。この五人の手記に煙の呼吸について記されてあった。


と言っても先程言ったように煙の呼吸は扱いにくいもののようだ！あまり詳しくは書かれていないかもしれん！」




「そう、ですか…」









取り合えずその五人の書物を優先的に読もう。そう思いながら懐から眼鏡を取り出し、かけた。

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