【鬼滅の刃】新人看守は美人で鬼殺隊からも愛されてます。其ノ弐

第四十六話 ページ1

館「_________……顔ぶれが変わらずに半年に一度の柱合会議を迎えられたこと、嬉しく思うよ。」









お館様と呼ばれた男性は、顔の半分以上が病気のようなものに侵食されていた。


恐らく目が見えていないのだろう。小さな子供達によって手を引かれている。









「っ…！」









唐突に後頭部を掴まれ、地面に伏せられる。いつの間にか不死川さんによって押さえつけられていた。






そして私は隠の人によって再び腕を縄で拘束された。









「(この人が…お館様？)」




不「お館様におかれましても御壮健で何よりです。」



館「ありがとう、実弥。」








不「畏れながらこの竈門炭治郎、月影Aの隊士についてご説明いただきたく存じますがよろしいでしょうか。」









先程の態度からは全く想像できないほど、丁寧な口調で話す。


その問いかけに目の見えない彼はこちらに顔を傾けた。









館「そうだね。驚かせてしまってすまなかった。


炭治郎と禰豆子、そしてAのことは私が容認していた。そして皆にも認めてほしいと思っている。」









その台詞に柱の人達はざわつき始める。そして殆どの人達が反対だと、告げた。









すると、傍らの子が手紙を取り出した。差出人は、どうやら鱗滝さんのようだ。









『_________炭治郎とAが鬼である禰豆子と共にあることをどうか御許しください。


もしも禰豆子が人に襲いかかった場合は竈門炭治郎、月影A及び_________……








鱗滝左近次、冨岡義勇が腹を切ってお詫び致します。』








「_________……」









その事実が突きつけられた時、思わず「鱗滝さん…」と小さく呟いた。

第四十七話→

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