【鬼滅の刃】新人看守は美人で鬼殺隊からも愛されてます。其ノ弐

第七十話 ページ25

猗「_________……杏寿郎、死ぬな。」









潰れてしまった左目で、それでも自分の敵である鬼を見据え続ける煉獄さん。


小さく呼吸をしている音が聞こえる。









猗「鬼であれば瞬きする間に治る。どう足掻いても人間では鬼に勝てない。」





煉「俺は俺の責務を全うする！！ここにいる者は誰も死なせない！！」









気迫が辺りを包む。刀を地面に突き刺し、血を吐きながらも私も立ち上がる。


足にうまく力が入らない。だが動かねば。









煉「(炎の呼吸、奥義…！)」




猗「(術式展開、)」





「…！！」









何かに背中を押されたように、弾かれたように走り出す。








技を出す事もせず、自分の傷で出来た血溜まりなど気にもせず、二人に突っ込んで行った。









煉「(玖ノ型・煉獄！！)」




猗「(破壊殺・滅式！！)」









辺り一帯が、砂埃に包まれた。

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