第四話 ページ6
善「_________……うううっ!無理無理無理無理無理無理ですってぇ!!やっぱり俺、此処で死んじゃうんだぁぁ!!」
私の腕にぴったりとくっついたままの善逸さん。正直歩きづらいが、突き放すのも可哀想だったのでなるべく優しい声色で話しかけた。
「善逸さん。鬼と言うのは?」
善「鬼!?鬼が居るんですか!?」
「いや、そうではなくて…先程あの双子が言っていた鬼とは?」
善「へ…?お、鬼ですか?えーっと…」
彼は指を折りながら鬼について説明してくれる。
鬼。主食は人間で傷の回復が異様に早い。
異能を持つ鬼もおり、太陽の光、或いは日輪刀と呼ばれる刀で頸を斬らなければ殺せない…らしいのだが…
「(つまり藪椿では殺せない…と、)厄介ですねぇ…」
善「あ、あの取り合えず一週間一緒に行動しません?俺、死ぬのは分かってるんですけど貴女と結婚するまで死にきれません!!」
「それ、まだ言ってるんですか?」
「それと名前は月影と申します。月影A。」
と名乗れば彼はパッと顔を明るくし、更に腕に抱きついてくる。
善「Aちゃん、いやAさん!!これが終わったら俺と結婚を…!」
「…!しっ…」
自身の口元に人差し指を寄せる。
耳を澄ますと何かの音が聞こえた。
善「何っ!?何何々!?」
「落ち着いて下さい。
(……この気配…人?いや、これは…)」
鬼「久々の獲物だぁァァァ!!」
上を見上げる。すると物凄いスピードで此方に鋭い爪を振るう"何か"。
善逸さんを庇い、地面に転がりながらそれを回避。そして直ぐに体勢を立て直し、刀を抜いた。
鬼「しかもこの匂い…そっちの女は稀血だな!?」
「(これが…)」
月明かりの下。暗闇に慣れた目がその顔を映し出す。
体格的、顔付きを見る限り二十代後半男性。
しかし顔には血管が浮き出ており、耳が尖っている。そして目は血走っていた。
「(_________……これが、鬼…?)」
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マグカップ - 鱗滝さん、たぶん一人称、儂,だと思います。間違ってたらすみません。 (2021年12月30日 20時) (レス) @page17 id: 9e13789d7f (このIDを非表示/違反報告)
グロリアス(プロフ) - 蒼さん» コメントありがとうございます!そう言ってもらえるととても嬉しいです…!更新遅いんですけど頑張りますね! (2020年3月8日 19時) (レス) id: d08f55f347 (このIDを非表示/違反報告)
蒼 - 夢主ちゃんの性格が好みで、とっても面白いです!更新楽しみにしています! (2020年3月1日 8時) (レス) id: 4aef03d028 (このIDを非表示/違反報告)
グロリアス(プロフ) - 9Sに殺されたいロリコンさん» コメントありがとうございます!愈史郎君可愛いですよね(^^*)これからも応援よろしくお願いします! (2019年12月9日 22時) (レス) id: d08f55f347 (このIDを非表示/違反報告)
9Sに殺されたいロリコン - グロリアスさん» キャぁーっっ!大正コソコソ噂話ダワッッ!! (2019年12月7日 23時) (レス) id: 23809db5c5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:グロリアス | 作成日時:2019年8月6日 15時