【鬼滅の刃】新人看守は美人で鬼殺隊からも愛されてます。

第四十一話 ページ45

？？「ふふっ、虫は嫌いですか？」





「…ええ…でも貴方は…」









すると彼女は私の額に人差し指を置く。


そして「…うまく止血できていますね」と言った。









「私よりも…善逸さんを…」




？？「それもそうですね。じゃあ、この人は任せましたよ。」









その声に背中に"隠"と書かれた人達が数人出てくる。そして吊り下げられた人達や小さな蜘蛛を保護していく。


その内の一人が私の近くに寄った。









隠「大丈夫ですか？」




「ええ…少し、骨が折れただけです…」




隠「それよりも出血の方が酷いですよ。今包帯を巻きますから。」









そう言って治療を始めてくれる。すると私の鎹鴉が此方に飛んできた。





心配そうに此方に寄り添ってくれる。そんな鴉を痺れた指先で撫でた。









隠「…よし、血は取り合えず止まりました。次は骨、少し触りますね。」









暫くして、ようやく治療が終わった。そして治療済と書かれた紙みたいのを包帯の上に貼られる。


気づいた時には善逸さんも家から下に下ろされていた。





…と言っても包帯がぐるぐる巻きで顔がよく分からないが。









「(頭が…血を流し過ぎましたね…)」









安心したせいかクラクラと頭が回る。視界がぼやけてきた。






「(少し、仮眠を取りましょう…)」









そして目を瞑れば直ぐに暗転した。









鴉「_________伝令！！伝令！！伝令アリ！！」









鴉「炭治郎、禰豆子、Aヲ拘束！！本部ヘ連レ帰ルベシ！！


炭治郎額ニ傷アリ、竹ヲ噛ンダ鬼禰豆子、赤イ髪ノA！！」









そんな鴉達の声が響き渡ったが、私の耳には入らなかった。

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