【鬼滅の刃】新人看守は美人で鬼殺隊からも愛されてます。

第三十一話 ページ35

善「_________……待ってくれ！！ちょっと待ってくれないか！！」









善逸さんの声が山に木霊する。




夜の那田蜘蛛山はとても不気味だった。









善「怖いんだ！！目的地が近づいてきてとても怖い！！」




「と言っても鴉がここに向かうように言っていましたし…」





善「俺は普通でお前らが異常だ！！」









「ただAさんは除く！！」と道端でうずくまる善逸さん。




弱りましたねぇ…









「…？」









ふと、何かの気配を感じ、後ろを振り向いた。









「(……あれは、)」




男「たす……助けて……」









鬼殺隊員だ。道に倒れ、苦痛に顔を歪めている。






炭「大丈夫か！！どうした！！一体何が、」









グンッ。と突然鬼殺隊員が宙を舞った。









炭「…！！」



伊「！？」








男「アアアアッ！！繋がっていた…俺にも！！」









そう思った途端、彼は森の中へと消えた。









男「たすけてくれぇ！！！」









その叫びを最後に、辺りに沈黙が戻った。









善「……なに、あれ…」




炭「……俺は、行く。」









炭治郎さんが歩く。するとそれよりも前に伊之助さんが踏み出した。









伊「俺が先に行く！！お前はガタガタ震えながら後ろをついて来な！！


腹が減るぜ！！」









「(…腕が鳴るでは？)」

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