【鬼滅の刃】新人看守は美人で鬼殺隊からも愛されてます。

第十四話 ページ16

「……」









目の前に"倒れる"大木。




大きさはよく分からないが、少なくとも周りの木に比べ圧倒的に太いしそれなりの高さもある。




見事に切り株が出来ていた。









こうなったのは数十分前のこと_______









＊＊＊




鋼「_________……さぁさぁお二人。刀を抜いてみなぁ。」









目の前にはひょっとこのお面を被った男性二人。




一人は炭治郎さんの刀を打った鋼鐵塚さん。もう一人は私の刀を打ってくれた志鶴(しづる)さんと言った。









私と炭治郎さんはゆっくりと刀を引き抜いた。









志「日輪刀は別名色変わりの刀と言われてまして、持ち主によって色が変わるんです。」









見た目は普通の刀。しかし唐突に色が変化した。








炭治郎さんは黒に。そして私の刀は暗く、濃い赤色へと変わった。









鋼「黒っ！！」




志「貴女のは深緋(こきあけ)色ですね。」


鋼「何でそっちの別嬪さんが赤なんだよ！」









「適性は炎、という事でしょうか？」


志「まぁ、確かに赤色関係だと炎の可能性が高いですが…」









「そうとも限りませんよ、炎から派生する可能性もあります」と言う。


一体どうなっているんでしょう…と刀をまじまじと見つめる。







すると黙っていた鱗滝さんが口を開いた。









鱗「……A、その刀使って見て呼吸法やってみろ。」




「…え？」









＊＊＊




_________……そして今に至る。





倒れた木を呆然と見つめる私と炭治郎さんに鋼鐵塚さん。


志鶴さんは嬉しそうにしている。鱗滝さんに至ってはお面のせいで表情が分からなかった。









「……斬れた、と言うか出来たんでしょうか。」




鱗「流石俺の弟子。」




炭「鱗滝さん！？」









少なくとも弍つ。呼吸法の型と言っただろうか。それが出来たのだ。




出来てしまったと言うべきか……









「(これでいいのでしょうかね？)」









因みに言うと、"炎の呼吸"ではなかった。









______




夢主がどんな呼吸、型を使うのかは今後分かっていきます(´ω`*)

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