【鬼滅の刃】新人看守は美人で鬼殺隊からも愛されてます。

第十三話 ページ15

_________……それから目まぐるしく日常が過ぎていった。









天狗のお面をつけているのは鱗滝さんというらしく、炭治郎さんの師匠にあたる方だとか。



鱗滝さんに行く宛がないと話したら理由も聞かず、家に置いてくれた。









そして、口に竹の様な物をくわえているのは妹の禰豆子さん。どうやら"鬼"らしいのだが…









禰「……」



「…あの…」









先程から私にぴったりくっついている禰豆子さん。



彼女は鬼になった頃から人を襲った事がないと炭治郎さんは言っていた。まぁ、確かに私を襲ってくる様子は全くない。









炭「多分Aさんの事、家族の誰かかと思ってるんですよ。」




「はぁ…家族、ですか。」









しかしやはり藤の花の匂いは嫌らしく、くっついたと思ったらタタタと部屋の隅に行き、数分経ったらまた私に寄り添ってきた。



先程からこの繰り返しである。









鱗「違う、腹に力が入ってない。」


「こう、ですか？」



鱗「違う、もっとこう…」




炭「(鱗滝さんが優しい…)」









そして鱗滝さんには改めて呼吸の事を教えてもらい、修行をつけてもらっていた。


と言っても刀が届くまでの約十日前後。






そう簡単に呼吸法とやらが出来るものではない。









……出来ない筈、なのだが…

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