第九話 ページ11
試験日四日目の夜_________
今夜も山には悲鳴が木霊していた。
善「いっやあぁぁ"ぁ"ぁ"っ!!」
鬼「カカッ、子供じゃ子供!!その隣は稀血かえ!?」
「落ち着いて下さい、善逸さん。」
善「寧ろ何でそこまで落ち着いてるんですか!?」
後ろからは鬼が迫ってきていた。そして叫びながらもちゃんと走っている善逸さん。
すると前方を見ると道が二手に分かれている。と言ってもあからさまな獣道だ。
「善逸さん、分かれましょう。」
善「俺達まだ付き合ってすらいませんが!?」
「いや、そうではなくて…私が右に行きます。貴方は左に。」
そう言うと勿論彼は反対してくる。と言っても鬼は直ぐそこ。
「鬼は私の事を狙っているみたいですし…」
善「で、でも…!!」
「貴方なら大丈夫ですよ。…また後で。」
右手の指先で輪を作り、口にくわえる。そして指笛で甲高い音を鳴らす。
その音に反応した鬼は此方に着いてくる。
私のずっと後ろの方で、善逸さんが名前を呼ぶのが聞こえた______
***
「(_________……撒けましたかね…?)」
大きな木に身を潜める。そしてゆっくりと周りを見渡した。
辺りは妙に静まっており、何だかそれが不気味に思える。
「(念の為、煙管を______)」
鬼「見ィつけタ。」
後ろ。木の反対側から声。
声に反応した時にはもう遅く、片手で頸を絞め上げられた。
「かっ…!」
鬼「稀血稀血…この匂いは間違いなく稀血。安心しろ、ゆっくり殺してその後食ってやろうぞ。」
キリキリと頸が絞まっていく。
不味い、酸素が足りない。意識が混濁していく。
「(頸の骨が折れ_________)」
??「肆ノ型、打ち潮!!」
その瞬間、声と共に鬼の頭が胴体と離れた。
頭は転がると跡形もなく、消えた。
「ゲホッゲホッ…!」
??「大丈夫ですか!?」
しゃがみこみ、背中を優しく擦られる。呼吸を整え、改めて助けてくれた人の顔を認識する。
髪と瞳は黒なのだが、赤みがかっている。
そして、耳に花札のようなピアスを着けた青年だった。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
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マグカップ - 鱗滝さん、たぶん一人称、儂,だと思います。間違ってたらすみません。 (2021年12月30日 20時) (レス) @page17 id: 9e13789d7f (このIDを非表示/違反報告)
グロリアス(プロフ) - 蒼さん» コメントありがとうございます!そう言ってもらえるととても嬉しいです…!更新遅いんですけど頑張りますね! (2020年3月8日 19時) (レス) id: d08f55f347 (このIDを非表示/違反報告)
蒼 - 夢主ちゃんの性格が好みで、とっても面白いです!更新楽しみにしています! (2020年3月1日 8時) (レス) id: 4aef03d028 (このIDを非表示/違反報告)
グロリアス(プロフ) - 9Sに殺されたいロリコンさん» コメントありがとうございます!愈史郎君可愛いですよね(^^*)これからも応援よろしくお願いします! (2019年12月9日 22時) (レス) id: d08f55f347 (このIDを非表示/違反報告)
9Sに殺されたいロリコン - グロリアスさん» キャぁーっっ!大正コソコソ噂話ダワッッ!! (2019年12月7日 23時) (レス) id: 23809db5c5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:グロリアス | 作成日時:2019年8月6日 15時