違います居候です。 その2 【ブルーロック】

25.連絡先 ページ6

SIDE：A

『……それでは、失礼します』


L◯NEで集合しようとの連絡が来たので、私も早く行かなきゃ。

……なのに。


『あのー、糸師冴……さん?』


手首掴まれてて動けねぇ!!!

もしここに五百崎さんがいたら、糸師冴にチョップかまして怒ってくれるだろうに……。

五百崎さんカムバック……。


「おい」

『ﾊｲｯ!!?』

「お前の連絡先、教えろ」

『……はい???』


待って待って、色々と聞きたいんだけど。

まず、なんで連絡先? 別にJFUに直接連絡すれば良くない??

そして、なんで私の???アンリさんのじゃ駄目なん????

……という質問を全部集めた結果。


『な、なにゆえ……?????』


こうなった。


「武士か」

『自分でもそれ思いました』


はぁ、と溜息をついた糸師冴は


「早くスマホ出せ」


と脅してきた。怖すぎ!!!!!!!!!


『あ、すみません。スマホ爆散したのでありません』

「今右手に持ってるそれ(・・)は何だ。ヘタな嘘つくんじゃねぇ」


ゴシップお断りなんだってば!!

「誰この女!!」なんて修羅場は嫌なの!!察して!!!!


そんな願いも虚しく、日本の至宝には逆らえねぇと思った私は、パスコードを解除してスマホを
渡しました←

安全第一。自分の命は大事にしようネ!!


「……俺が連絡したら30秒以内に返信しろ」

『え、それは無理がありますて』


スマホが投げて返された。ちょおーい!!!画面割れたらどうすんだ!!!


「……(圧)」

『わかりました善処しますｯｯｯ!!!!』

「……仕事中なら仕事中だと送れば良い。それならそうだと納得する」


え? じゃあずっと“仕事中でした〜”て押し通せば良くね?


「ただし、ずっと“仕事中だった”と言うなら労基に訴えるからな」

『ｳｯｽ』


見破られてた……←


「それから、俺の質問にはできる限り答えろ。良いな」

『内容によりますけども……まぁ、答えられるものだったら……』

「それで良い。消すなよ」


そう言って、糸師冴はマネージャーさんを連れてホテルを出ていった。


いや怖すぎ!!!!!!!!!!!


ずっとライオンに睨まれてるウサギの気分だったよ……。


アンリ今どこ?


アンリ私はもう着いたよ


『……忘れてたｯｯｯ!!!!!』


その後、私は全力ダッシュして集合場所に行きました←

ていうか……


『質問って何なんだろ……? ヘアセットのこととかかな?』


私、ただの居候でマネージャーじゃないからプロジェクトのことはあんまり知らないんだけどな←

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