違います居候です。 その2 【ブルーロック】

33.どうすれば ページ16

SIDE：A

『ん……』


天井の光に思わず顔を顰める。


『よく寝た……』


……ん? 寝た???


『……』


やばい。


やばいやばいやばい!!!!!


完ッ全に!!!!!!!!



『遅刻だーーーーー!!!!!!!!!!!!』







『潔さん、お待たせしました!!』


そう、一緒に話す約束。遅めに食堂に行くとは言ったが、現在PM8：35。

遅すぎだろ。


「大丈夫、待ってないよ。俺も練習を遅くまでやってたから」

『ゔっ』


絶対ウソじゃん!!!!!!

じゃなかったら涙の跡(欠伸したから?)なんて無いって!!!!!!

……まぁ、そこまで待たせたのは私のせいなんだけど()


「……依天さん、夜ご飯もう食べた?」

『? いえ、まだです』

「マジ!?俺もなんだ、一緒に食べよう!」


まじで待たせてすいません。

罪滅ぼし代わりといっては何だが、もちろんですと快く受け入れた。


「＿＿＿＿＿そういえばさ」

『はい?』


潔さんは納豆ご飯を、私はチャーハンを食べていると、潔さんが切り出した。

因みに、ついていたポテサラはこっそり潔さんにあげました。


「ちょっと前、千切と話してなかった?」

『見てたんですか?』


見苦しかっただろうなと思って聞いただけだけど、潔さんは責められていると思ったらしく、


「いやっ、本当にたまたまで!!!誰かに言いふらしてるとか、そういうのはないから!!!」


と慌てた様子で言った。


『責めてる訳じゃないです。廊下ですし、誰かに聞かれるのは仕方ないことですよ』


できれば聞いてほしくなかったけどね!!!!!!!!!

(まぁ、見られたのが潔さんだったのは不幸中の幸いってヤツかな)


「……それでさ……」

『……』


口ごもる潔さんを見つめる。

何て言われるかわからないしちょっと怖いけど、生意気なのは事実。

甘んじて受け入れないと。



「……やっぱりやめた!」



『……え?????』


な ん で す と ????


「内容も聞こえたけど……あれ(・・)は依天さんの本心なんだろ? なら否定したくない」

『潔さん……!!!!!』


なんて良い人!!!!!貴方が神か!!!!!!!

……って、調子に乗ってばかりじゃいられないけどね。


『……それでも、やっぱり千切さんには謝ります。休みの明後日……いや、明日にでも』

「うん、頑張れ」


まじで潔さん良い人すぎ。どゆこと??????


「そういえば、いつも学校では何を勉強してるの?」

『!』

「色々教えてよ」

『はい!!!』

そして私達は夜ご飯を食べながらお互いのことを話した。

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