切実に辞めたいと思ってる今日この頃 【ブルーロック】【呪術廻戦】

EPISODE. 09 ページ10

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『ふぁーあ……』










現在、AM 5:30。










私の仕事は……










「うーわ。自分は仕事してますアピール?」










「いつも麗美に任せっきりのくせにな」










選手らの罵詈雑言をクソいらないBGMに、せっせと掃除することから始まる。










てか、こんな朝っぱらから汗だくて何やってるんだよおかっぱと双葉(コイツら)は。










いつもの如くスルー……しようとして、電話が鳴った。また!!?










悟だったら切ってやろうと思いつつ画面を見て、










『……!!』










目を見開いた。










その画面に写っていた文字には、ずっと憧れて尊敬してきた人の名前があったからだ。










『お、おはようございます










　＿＿＿＿＿七海さん』










体術や刃物の扱い方は全部、七海さんから教わった。










任務のときはサングラスで目を隠すのも、実は七海さんに勧められたからである。










まぁ、呪霊って見た目も気持ち悪いし。










〈おっはーA! よく寝れた????〉










『切るねさよなら』










〈ごめんて。本気モードやめて〉










憧れの人から電話が来たと思えばウザ絡みしかしない元担任の声がしたら誰だって切りたくなるだろう。










『はぁ……七海さんに迷惑かけたらダメでしょーよ。寿司奢らせるよ?』










〈七海に? Aに?〉










『は? 東京校全員だわ』










〈エッ〉










『……ふっ』










なかなか聞けない悟の素頓狂な声に思わず吹き出した。










〈え、今笑った!!?A今、絶対笑ったよね!!?〉










『やっ……ごめん、思ったよりツb……んふっ』










くっ、悟本人がここにいたら写真撮ってたのに……←










〈もう充分でしょう、そろそろ携帯返して下さい〉









『!』










背筋が伸びた……気がする。










(心情的には)伸びた背筋で、ソワソワしながら次の言葉を待った。










〈すみません三留さん、スマホを奪われてしまいまして〉










『いえいえ、そんな……七海さんは何も悪くないですよ』









どうせ七海さんが目を離した隙にスマホを盗って、無下限で触れないようにしたんだろう。










あのバカ教師……。










『そういえば、ご要件は?』










七海さんがこんな朝早くに電話なんて珍しすぎる。











何かあったんだろうか。

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