切実に辞めたいと思ってる今日この頃 【ブルーロック】【呪術廻戦】

EPISODE. 04 ページ5

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別に聞いてたはいた。興味なかっただけで。










即答で“聞けよ”って言われたとき、吹き出しそうになったし←










耐えたけど。










「アンタさ、もう少し麗美にも優しくしなよ」










言うだけ言って去っていったそいつの背中に向かって中指を立てる。










覚えてろ、白髪頭。










麗美に優しくしろなんて無理な話だ。










友達にすらなりたくないタイプだし。










懐からナイフ(呪具)を取り出し、浮いている呪霊を左手で一差ししたそのとき。










prrrr...










真希から電話が来た。










『やっほー真希。どうかした?』










〈よ、A。良かったな〉










『え、何が?』










〈聞いてないのか? あと数日で、この任務は終わっていいって〉










『!!?』










え、何その情報。絶対悟じゃんか。










なんで本人より先にクラスメイトに報告するんだよ。










『初耳だけども』










〈あのバカ目隠し……〉










真希の舌打ちが聞こえた。










変わらないその姿に、ふふ、と笑みをもらす。










でも嬉しいな。また戻れるんだ、高専に。










〈具体的には伊地知さんから連絡するってよ〜〉










〈ツナマヨ〜〉










パンダと棘の声も聞こえた。










『そっか、ありがとう。無理して“よ”で終わらせなくて良いんだよ』











〈お前もだよ〉










あ、真希もちゃんとノッてくれてる。










だから一緒にいて楽しいんだよね。










こういうノリの良さがあるところ、本当に好き。










〈もしもしっ、Aさん!!?〉










『わぁ、びっくりした』










〈絶対びっくりしてない声でしたよ今……〉










『バレたか。んで、どうしたの野薔薇』










後輩の中で多分1番慕ってくれている野薔薇。










ということは、1年ズもいるのか。










〈Aさん、また買い物行きましょ! 新しい服屋ができたんです!〉










『あ、そうなの? 行きたい。楽しそうだね』










〈先輩、元気ー? あと少し、頑張れー!!〉










〈戻ってきたらまた体術の稽古つけて下さい〉










〈あ、オイ野郎共! せっかく私が話してたのに!〉










段々野薔薇の声が遠ざかり、今度は真希の声になった。










〈悪ぃ、一旦切るわ。またな〉










元気が宜しいことで。

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