切実に辞めたいと思ってる今日この頃 【ブルーロック】【呪術廻戦】

EPISODE. 25 ページ28

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『……ちょっと待て。何がどうなったらそうなんの』










私、“おかっぱは嫌い”って言わなかったか?










「一応、認識はしてもらえてるってことだよね! 俺!」










『あ?』










“……三留はさ、俺らのこと…………嫌い?”










ふと、双葉に聞かれた言葉を思い出した。









私、何て答えたっけ。










必死に記憶を手繰り寄せる。










(……あ)










“……別に、何とも思ってない”










『……あー……』










“何とも思ってない”→“嫌い”になった＝好きの反対ではなくなっている＝友達!










『……ってこと?』










「うん!」










……いや、ぶっ飛びすぎじゃね? 正気か?










『……私はアンタと違って、嫌いなヤツと友達になりたいとは思わんのよ』










溜息交じりにそう言う。










私の“大切な人”は高専組で充分だ。










「じゃあ、勝手に友達になるから!」










『……は?』










友愛って一方通行なモンだっけか……?って、違う。










『……アンタ、これから何を、』










「よろしくね、Aっ!」










ガバッと抱きつかれた、その瞬間も私はスペースキャット状態に。










アイツの普段の距離感は知らん、興味も無いし。










でも今のこの状況から、距離感(それ)はかなりバグってるしパーソナルスペースなんて概念は無いらしい。










……オイ待て、嘘だろ。










「これ持ってくんだよね? 俺も手伝う!」










『ちょ、おかっぱ、』










「廻って呼んでよ! 俺もAって呼んでるし!」










誰も許可してねぇんだよなぁ。










ドリンクの粉をひょいっと持ち上げたおかっp……め、ぐる。










クソ、慣れない……!!










アイツの名字何だっけ。










思い出せ私、頑張れ。えっと……










「Aー? 何やって＿＿＿＿＿










『蜂楽!』










　!」










……この表情は当たり、かな。










良かった、土壇場で思い出せて……。










(……ってヤバい、おかっぱがフリーズしてる!!)










『……って呼んでも良い、かな』










慌てた結果、出てきた言葉がこれ。










情けない。










ボキャブラリーが豊富(但しすべておにぎり語)の棘を見習って、私も勉強しないとな……。










そんな時間があれば、だけど。

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