切実に辞めたいと思ってる今日この頃 【ブルーロック】【呪術廻戦】

EPISODE. 01 ページ2

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『よ…………いしょっと、』










台車にドリンクが入ったボトルのカゴを載せまくる。










これも結構な肉体労働だ。










ただでさえドリンク作りで腕を酷使してるのに、カゴを載せる業務でも腕と腰を使う。










筋肉つきそう。腕攣(つ)りそう。










……故意で韻を踏んだ訳ではないことをここに明記しておく。










それはそうと。










あとは“お姫サマ”の仕事。










私は私の仕事をキッチリ終わらせないと。










給料を引かれでもされたら、ブチギレて建物を破壊しかねないから。










「皆〜! お疲れ様、ドリンクあるよ!」










“私が作った”ドリンクがな。










甲高い麗美(れみ)の声を背に、さっさとその場から離れた。










「ありがとう、麗美!」










「助かるよ!」










称賛を受けるのは、いつもあの子。










私は罵倒や嘲笑だけ。










ふざけんなよ。










いつも、私がどれだけ時間をかけてやってると思ってる。










あの子は何一つやってないくせに。










……あぁ、一応“渡す”っていう作業はやってるっけ。










あと応援。










よく気が散らないよな。










私だったら“煩い!!”って怒鳴ってる。










そんな皮肉は必死に飲み込み、大好きなあの人＿＿＿＿＿アンリさんの元へと向かった。









──────────










『仕事終わりましたー』










「ありがとうAちゃん! いつもごめんね……」










『なんで謝るんですか、アンリさんは何も悪いことしてないでしょ』










「だって、麗美ちゃん……」










『アレのことはもう諦めてます』










期待するだけ無駄だ。










そもそも、マネージャーは忙しい。










1人で終わるのか怪しい仕事量だから、マネージャーは2人いるのに。










サボりとか、阿呆か。










仕事の時間を割くなんて以(もっ)ての外だ。










時間を割くんなら、睡眠時間を削ってでもやれよ。










まぁ、そんなこと言ってもやらないだろうけど。










結局は甘えてるんだ、あの子は。










選手にも、










私にも、










アンリさんにも。










人に迷惑をかけるなって小学校でやらなかったのだろうか。










私、現在進行系で迷惑かけられてるんですけど。










最悪だ。

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