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に【＊】 ページ3
蛇口を捻り水を出し、目を覚ますために顔を洗う。
そして次に洗面所に置いてある普通のの歯ブラシを使い歯磨きをする。
勇者であろう人間がこんな普通の生活をしているだなんて誰が想像したことか……。
そう思いながら歯磨きを済ませ、次に服を着替えることにした。
今日は所謂オフの日なのでそこまでキッチリした服でなくても良いだろう。
「えーっと、何を着ようかな……。これでいいか」
私はあまりお洒落に興味がなく着るものは適当だが一応、変に見えないか確認をした。
今の私の服装は裾にフリルのついた紺色のスカートに白と青のボーダーのTシャツである。髪には私のアイデンティティーとも言えそうな(実際はそうでもない)大きな白いリボンが付いている。
全体を同じような色で纏めればそこまでおかしな格好にならないというのを何処かで聞いたことがある。
センスが死んでいると言われがちな私でもさすがにそこまで変ではないだろう。
……私はそう信じていたい。
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作者名：ナポリタンの申し子 x他3人 | 作成日時：2016年5月25日 23時
