義兄から託された想い .*･ﾟAfter story.ﾟ･*. (ページ2)

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海賊が憎いか？と聞かれれば

『どちらとも言えない』と、答えられる

確かに海賊は私の生まれ故郷にいた人たちを殺し私の人生を狂わせた輩であるのは知っている

けれども、悪の中の悪である海賊もいれば義賊みたいな事をする海賊がいる事もまた事実

現に無益な争いを好まない赤髪が率いる海賊団やルーキーの麦わらの一味がいい例だ

あれらは、自分が人として大事だと思えるモノを知っているからこそ民達に感謝される

やり方は雑かもしれない、理由なんて分かってないかもしれない

それでも彼らが率いる海賊は人を大切にしている

例えそれが自分とは違う人種でも

私はそんな海賊が好きだ

こんな事、センゴクさん達に言ったらなんて言われるか分からない

特に、ガープ中将は実の孫に昔から散々「海軍にするために鍛えていた」と言ってたぐらいだ

まぁ、麦わらのルフィを海賊にと夢を与えたきっかけが赤髪のシャンクスなんだからわからないことも無い

もし、私が海軍を辞めるなんて事があったら次は海賊に入ってみたいな…なんて思うのは自分だけの秘密。