44話 ページ5
「海賊達に紛れて、海兵がいた時には驚いたよ。」
体の一部が砂に変わり、器用に柵の間を通り抜け、私に巻きつくや体ごと牢屋の柵に引き寄せ、淡々と痛ぶりさらに嫌味に笑う
「たかだか砂嵐一つであぁも弱ると随分笑えたぜ、どうだったかな体が乾涸び、海賊の世話になる気分は」
『やっぱりお前かクズ野郎...！他にも狙いがあるんだろう、この国にある何かをお前は探しているんだ!そうだろう！？』
ニマニマと笑うクロコダイルも、最後の台詞に気を悪くしたのか表情を変え、Aを突き飛ばした
向かいの牢の壁にぶつかる前にスモーカーが受け止める
『野郎...』
「お前がクロコダイルか.....ふぁあぁ....」
「絶対にぶっとばしてやるからなぁ...あぁ...」
突き飛ばされたAをみて、ルフィは躍起になるが海楼石を触るので威厳も何もない
悔しさが奥歯ですり潰されていく
席についたクロコダイルは、私たちがここへ来ることを分かりきっていたかのように用意された食事の前に座り「主賓が来るのを待て」とグラスにワインを注ぐ
『本当にいけ好かない....あんなに高いワインを、私の前でこれ見よがしに飲むのもさらにいけ好かない...!』
「いやそこかよ」とツッコむ長鼻くんをよそに、ナミはクロコダイルに主賓とは何か、と聞く
ワインを一口飲むと、「今パートナーに向かわせているところさ」とだけ言い、それ以上は答えず、そのまま食事を始めてしまった
こんな状況でも相変わらずルフィ達は忙しなく、何もないからしょうがないと普段通りにふざけ始める始末で、ナミは焦りながらもルフィらを叱っている
牢屋のふちに座るとスモーカーはAを隣に引き寄せ、なるべく小さな声で状況報告を開始した
「それで、奴の真の狙いは定かではないが、国取りだけに留まるつもりは無いのは間違い無いんだな」
『まだ断定はできないのはわかると思うけど、クロコダイルは政府に恩を売りすぎている。この一点が怪しいの』
「確かにな」と煙を大きく吐き出し、柵の向こうを強く睨みつけるスモーカー
睨みつけていることに気付いたのか、クロコダイルはこちらを横目にワインを口に含む
舌打ちをするも束の間、その「主賓」とやらが到着した
だが、私達はその主賓と呼ばれていたビビが助けに来たことを喜ぶよりも、隣で妖艶に笑うその女
ニコロビンの登場により、背筋が凍りつくような感覚に陥るのだった
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海菱(プロフ) - 3DSより文字を打ち込んでマス！！(・∀・) (2022年12月13日 0時) (
レス) id: 4fbb4e8f5b (このIDを非表示/違反報告)
海菱(プロフ) - えなさん» イラストまで褒めていただいてこの上なく幸福でございます。涙。これからも頑張りますね涙 (2022年6月13日 21時) (レス) id: fdb9db6083 (このIDを非表示/違反報告)
海菱(プロフ) - えなさん» ありがとうございます！！ありがとー！って叫びました。モチベが上がります涙涙 (2022年6月13日 21時) (レス) id: fdb9db6083 (このIDを非表示/違反報告)
えな - イラストもめっちゃ上手です！ (2022年6月13日 16時) (レス) id: c06f6fba38 (このIDを非表示/違反報告)
えな - こういう系の主人公好みです！設定も最高だしスモやんの相棒なのがものすごく良いです！ (2022年6月13日 16時) (レス) @page5 id: c06f6fba38 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ナツ | 作成日時：2022年6月2日 23時
