50話 ページ11
『私たちが生き残る方法は、彼女を信じることだって。１日一緒にいてわかったの』
『彼女ほどアラバスタにふさわしい王女はいない』
「何が言いたい」
スモーカーに微笑みかけるようにAは言う
『麦藁の一味に私らの命、ベットしましょ。クロコダイルは策略家の上ギャンブル好き、生粋のイカサマ野郎ってわけだ。じゃあワニが飲み込んだカギは本当に本物か？一応取り出す挑戦はするけど、もしかしたら偽物という可能性も０ではない』
『ならさ、あっちが真面目ならこっちは不真面目にやりましょうよ』
「ふっ...不真面目なら俺の得意分野と言いたいのか」
『あたりぃ』
この会話を横で聞いていたロロノアは「じゃあどうするのか」と問う
『確証はないけど、ガム詰め込んでナミのピアスの針金でこじ開ける』
「おいおい...そんなんで開くのかよ...」
『あのワニの中にある鍵を信用するよりはマシでしょ！！てか私、ピッキングの経験あるし』
ピッキング経験あり、と聞くと、暴れているルフィや長鼻くんにあたっているナミが再び絵の色を変えて擦り寄ってくる
「ねぇA？♡海軍なんてやめて海賊になって一攫千金を狙わないー？♡」
全くこの泥棒ときたら気のいいやつめ
Aが引き剥がそうとしても離れようとしないナミを、今度はスモーカーが珍しく引き剥がす
『...スモー 「お前らに聞いてねぇことがまだある」.......』
「お前ら、なぜクロコダイルを狙ってる。何が目的だ。」
会話が掻きせされてしまうようなスピードで、ごうごうと水が部屋に注がれていく中で、スモーカーはじっとルフィを見つめる
聞きたいことがあると、全てを打ち切って聞く癖を治してほしい、と毎度思うAだが、今回は許すことにして、同じくルフィの方へ耳を傾ける
変なこと言ってスモーカーがヘソ曲げないといいのだけれど
「何言ってんだ！！あいつをぶっ飛ばすのに」
「理由なんてイラねぇよ！！！！！！！！」
「そうか」
Aはスモーカーが溜飲を下げたようで、ホッと息を吐いた
だが息を吐くのも束の間のこと、ベンチより海水が迫り、海水が私たちの体に触れ始める
全身が埋まるまでもう３分もないだろう
『やっぱりギャンブルって死にかけが燃えるって本当みたいね』
「んなわけあるか」
『肩借りる』
「おう」
『ありがと』
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海菱(プロフ) - 3DSより文字を打ち込んでマス！！(・∀・) (2022年12月13日 0時) (
レス) id: 4fbb4e8f5b (このIDを非表示/違反報告)
海菱(プロフ) - えなさん» イラストまで褒めていただいてこの上なく幸福でございます。涙。これからも頑張りますね涙 (2022年6月13日 21時) (レス) id: fdb9db6083 (このIDを非表示/違反報告)
海菱(プロフ) - えなさん» ありがとうございます！！ありがとー！って叫びました。モチベが上がります涙涙 (2022年6月13日 21時) (レス) id: fdb9db6083 (このIDを非表示/違反報告)
えな - イラストもめっちゃ上手です！ (2022年6月13日 16時) (レス) id: c06f6fba38 (このIDを非表示/違反報告)
えな - こういう系の主人公好みです！設定も最高だしスモやんの相棒なのがものすごく良いです！ (2022年6月13日 16時) (レス) @page5 id: c06f6fba38 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ナツ | 作成日時：2022年6月2日 23時
