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第十六話 ページ18

「……っえ」


裕翔が小さく声を吐き出す。

ゆっくりと視線を俺が口づけた甲に移し、それからまた俺に向け直した。


「……嘘、言って」

「ない」


ふるふる、首を横に振る。


「俺を茶化してとか、……そんなのじゃないの?」

「そんなことして何のメリットがあるんだ」

「αだからっ、俺の身体目当てで、番とか簡単に」


その声が震えている。

俺の言葉を信じていいのかいけないのか、その境で揺らいでいる。


「……あのな?」


するり、と指を絡めた。

敏感に跳ねる裕翔の身体。

裕翔の指はヒートのせいか焼ける様に熱く、思わずそのまま押し倒そうとした自分を抑した。


「さっき言ったろ。

俺は「お前」と番になりたい、と言った。

他のΩなんかどうだって良い。

今日の怖い思いは勿論、今まで辛かったことも消してやる。

そして、楽しい記憶をいっぱいお前にあげるから」




どうか、幸せを拒まないでくれ。




「……俺で、いいの?」


くっ、と裕翔の指の力が強くなった。

俺はくすり、と笑って。


「嗚呼。

お前がいいよ」


「愛してる」。

そう耳元で囁いて、俺は裕翔の唇にキスを落とした。

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空弥(プロフ) - 桜坂さん» わああああ、よきですよきですっ。電車でイチャイチャしてるところめっちゃ書きたいです……。ありがとうございます、更新ゆっくりですが、お付き合いいただけると嬉しいです (2018年11月10日 21時) (レス) id: 87c9fca00c (このIDを非表示/違反報告)
桜坂(プロフ) - 以前コメントさせて頂いたものです!デートの案なのですが遠出して海を見に行くなどもいいのではないでしょうか?電車の小話とかも出来ますし、それとこれからもゆっくり頑張ってください (2018年11月7日 19時) (レス) id: 96c3d36cf4 (このIDを非表示/違反報告)
蒼紫(プロフ) - 希羽(  ̄▽ ̄)さん» 18↑のほうに書いてます。オブラートに包んでないので(汗)18になってからまた読みに来てください! (2018年9月9日 14時) (レス) id: 87c9fca00c (このIDを非表示/違反報告)
希羽(  ̄▽ ̄) - 第17話の間の話って、18↑ですか? (2018年9月9日 12時) (レス) id: 0d606e3b63 (このIDを非表示/違反報告)
希羽(  ̄▽ ̄) - もう最高ですぅぅぅ、、、。  私まだ18↑読めないんですよね、、、、。残念過ぎます、あと何年だろう。 (2018年9月9日 12時) (レス) id: 0d606e3b63 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:空弥 x他1人 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2018年8月24日 21時

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