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#29 三途side ページ30
「お、ヤク中目覚めた」
入ってきたのは竜胆だった。兄貴の蘭はいなかった。
「っんだよ。糞谷の兄貴は一緒じゃねぇのかよ」
「ずっと、黙り込んでいるからよ〜俺一人で来た」
九井が空気みたいなっているが、九井は気にせず、パソコンに打ち込む。
「ヤク中の彼女ってAだよな？」
「っは？///彼女じゃねぇし💢」
糞谷共に付き合っていると勘違いをされていた。
「兄貴の言い方の性で、ヤク中が死んだとAが勘違いしちまった…」
「っは…？もしかして、Aに嘘をついたんか？」
「いや…そういう事じゃ…」
俺は竜胆の胸倉を掴み、キレながら言った。
「ふざけんじゃねぇ…！」
Aが俺が死んだって勘違いしているなら、きっと…。
俺はあることに気づいた。
俺が死んだってことを認めたら…きっと、Aはまた死ぬことを考えるはずだ…。
「ヤク中…？」
俺は許さねぇぞ。俺より先に死のうとしやがって…！ふざけんな！
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作者名：松陰嚢 x他1人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=karahuru041
作成日時：2023年12月28日 15時
