車で轢いた女は片思いの人だった - 【三途春千夜】 (ページ12)

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「ここに記入を」

『わ、分かりました』

周りにはピンク頭蘭さん竜胆さん、など知らない人たちがいてめっちゃ怖い。

やばい、今すぐ帰りたい…。こういう会社の契約しに行くの二度と行きたくない！

すると、スマホの着信音が聞こえた。

『すみません…ちょっと電話してきます』

部屋から出ると、社長の声が荒かった。

「そこの会社は危険だ！とにかく、帰ってこい！契約を取り消せ！破ってもいいから！」

「おい、爺誰と喋ってんだ」

ドンッ💥

銃音の音が聞こえた。何があったの？社長に言われた事はしないと…。

こうして部屋に戻った。

『すみません…、その契約取り消しにしてもらいませんか？』

「あー、もう遅い」

『え？』

「その会社潰しといた」

『はい？嘘ですよね？』

「今九井と鶴蝶が潰しに行ったぞ？」

嘘ですよね？U･SOだよね？

てか、九井って聞いたことが…スマホを確認しニュースを見る。

一滴の汗が流れた、ここは会社ではなく犯罪組織の梵天だと気付いた。

「気づいたのか…もう遅い」

「三途…」

「うすっ」

「殺れ…」

ピンク頭が銃を出し、こっちに向けてくる。私殺されるの？

嫌だ…嫌だ！