２４．君はどう思う【貴方】 ページ24
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途中、おんぶに変えてらっだぁを運ぶ
傍から見たら意味不明な光景だろうな
『お前が怒るなんて珍しいな』
ら「…」
『反抗期到来だな。ばぶちゃん』
ら「…違う」
私の肩に顔を押し付け、無言になるらっだぁ
本当に此奴が怒るのは珍しく、というかキレてる所を初めて見た
美香ちゃんとやらは何を言ったのだろうか
らっだぁのクラスに副会長がいるから、ある程度の事は聞いてはいるが…
…私を侮辱ねぇ…
それしきのことで優しいお前が殴りかかろうとしたのか…
何を考えているのか分からないらっだぁを背にらっだぁの家に向かう
インターホンを押すと中からお母さんが出てきて、私を見るなり目を大きく開いて驚いていた
「ぇ、ぁ、えっと、…、え？」
『すみません。ちょっと疲れたみたいなんで…
部屋まで運ばせて頂きます』
「あ、ぇ、…ど、どーぞ…？」
『お邪魔します』
らっだぁの部屋は知っている
何度訪れたか分からないほど此奴の部屋には入ったことがある
青を基調としたネームプレートの扉を開け、シンプルなベッドにらっだぁを下ろす
『んじゃ、あとはゆっくり休め
私は帰る』
そう言って鞄を持ち帰ろうとするが、腕を掴まれる
ため息をついて、なんだと聞けば泊まってって…とらしくも無い弱々しい声で言うらっだぁ
『……はぁ…今日だけだからな、明日からいつもの調子に戻れよ？』
ら「うん…」
私は鞄を下ろし、ベッドを背に床に座る
しばらくらっだぁの部屋のクロック音を聞いてボーっとしていると
ら「…A」
『…ん、…なんだ』
ら「…Aはさ、もし知らん奴に俺についてなんか言われたらどうする？」
…お前について、…と言うより、お前を侮辱されたらと受け取った方が良いか…
そうだな…
『知らん。言われたことないからどうするかなんて分からん』
ら「……俺は想像しただけでもイラつく」
『そうか。でも確かに…イラつくな』
ら「！」
『私がお前らを悪く言う分にはスッキリする
だけど、他の連中がお前らに何か文句を言ってると考えると変に身体に力が入る
近くに何かあれば壊してしまうかもしれないな』
ら「…んふふ、Aはやっぱり優しいなぁ…」
『今の会話で何を根拠に私が優しいと感じたんだ…』
ら「常日頃思ってるよ。だって俺、Aの事好きだから」
『あっそう』
私はどうでもいい
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無名(プロフ) - あやのさん» コメントありがとうございます。返信が大変遅くなってしまったこと謝罪申し上げます。私共の作品を読んで頂けるだけでなく好いて頂けるということに大変感銘を受けております。本当にありがとうございます。 (2021年3月7日 2時) (
レス) id: 4fadcecdf1 (このIDを非表示/違反報告)
あやの(プロフ) - 待って、この作品めちゃめちゃ好きです…！！！ (2020年9月20日 13時) (レス) id: f37d64b2a5 (このIDを非表示/違反報告)
無名(プロフ) - かなづきさん» 此方としては画面越しではあるものの人と話せてとても楽しいですよ。むしろ自分の方が毎回返事を頂いてしまい、申し訳なく思えます。了解です。最近少し遅れ気味ではありますが、なんとか合間を縫ってちょこちょこ書かせて頂いてます。かなづきさんもお気を付けて (2020年8月30日 12時) (レス) id: 4fadcecdf1 (このIDを非表示/違反報告)
かなづき - 無名さん» なんかいつも返事してもらってすんません、、ここらでしめましょうか。 無名さん流石の更新速度ですね、、尊敬します。かといって面白くなるなる訳でも無いし、、、凄いです、、、今は新型コロナも流行ってるので、体に気をつけて、無理せず頑張って下さい！ (2020年8月30日 9時) (レス) id: e181100514 (このIDを非表示/違反報告)
無名(プロフ) - かなづきさん» そうでしたか。もし思い出したくない過去であった場合、無知とは言え踏み込んでしまったことを心より謝罪申し上げます。頭の固い人間で申し訳ないです…、もう少し柔和に考えられるよう精進したいと思えました。ありがとうございます (2020年8月30日 1時) (レス) id: 4fadcecdf1 (このIDを非表示/違反報告)
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