牛の唐揚げが3個 ページ26
「お前は毎年毎年…！普通に入ってこれんかァ！！」
『ぎゃッ！！サカズキくんも居るじゃないの！久しぶりだね〜！あ、唐揚げ食べる？』
「要らんわァ！！」
Aが盛大に入っていくと、センゴクの他にサカズキも居た
センゴクは額を抑えて、またか…と唸っている
「おい、肉」
『"お"肉！！！！』
「……お肉。今年のレンタル代の事だが」
センゴクがそう聞くと、Aはふんっ！と鼻を鳴らして満足気に言った
『僕は今日機嫌がいいからね〜！特別に7日間30億ベリーにしてあげる！！前代未聞だよこんな事！』
Aへのべた褒め作戦が上手くいったセンゴクは
今度からこの方法でレンタル代を負けて貰おうと決めたのだった
『レンタル期間は、明日の朝7時から、7日後の朝7時まで！それ以上は滞在しないからね！』
「……分かっている」
センゴクは昔に1度、Aに海軍本部を拠点に唐揚げを売って貰おうとしていた
金や客の人数や身の安全など、色々な面で釣ってみたが、人を喜ばせる事を生き甲斐にしているAは、ほんの少しも釣れなかった
彼女が、ただの欲にまみれた人間だったならばどれ程簡単だったろうか
しかし、そんな素敵な生き甲斐を持っているAだからこそ、海軍本部を拠点にとまでは行かないが、毎年呼べば必ず来てくれる
そんなAだからこそ、海兵皆に愛されている
『さ〜て！！僕は何時もの場所に屋台設置しに行くから〜！』
「＿＿＿お肉ちゃんって、海軍嫌いだよね」
元帥室を出て行こうとするAに、クザンが聞く
「お肉ちゃんさ、海軍が居たらその日は唐揚げを売るのを辞めるくらい嫌いなのに、なんで態々本部まで来て、毎年屋台開いてるの？」
センゴクもサカズキも何も言わない
クザンはただAを見て、その答えを求める
Aにとってはその答えは1つしかない
『あっはは！決まってるじゃない！
客は＿＿＿
.
.
＿＿＿＿神様だからね！』
笑顔で自分の口癖を言うAのその姿は
心から人の笑顔を愛している者の姿だった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 459人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品が参加のイベント 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
朝比奈情 - 豚の唐揚げが5個のところのエースに関してはもはや吸い込んでるでめっちゃ笑いましたwww (10月7日 22時) (
レス) @page18 id: 32bd569cf7 (このIDを非表示/違反報告)
翠(プロフ) - 馬の唐揚げのお話の時、ちょいちょい「馬」が入った言葉入れてるのセンスありすぎる…！応援しています！！ (2022年11月6日 14時) (レス) @page38 id: d4cfd148f7 (このIDを非表示/違反報告)
クロネ - あ、確か人肉ってちょっと酸味があr(((( (2021年11月27日 16時) (レス) @page7 id: 7e5d46daa2 (このIDを非表示/違反報告)
うりょ - 『A secret makes a woman woman…』 女は秘密を着飾って美しくなるのよってベル姉のやつですか！？ あと一通り作品見させていただきました。毎回ドフィなんかされてますよね！笑笑 (2020年5月5日 17時) (レス) id: 21c35aca73 (このIDを非表示/違反報告)
月城 神夜(プロフ) - お肉ちゃんのちょろいとこがすきとこもすき（） (2020年5月1日 6時) (レス) id: 976bbf9bb1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
