大キライ。大好き。 2 -JUNGKOOK-

練習 ページ15

課題曲が決まったから、
すぐに打ち合わせに入るみたい。


JK『順番とか決めるみたい

　 先帰っとく？
　 それとも待っとく？』


『待っとく！

　教室にいるから向かえにきて！』


JK『おう』


────


一時間後




JK『A』

後ろから急に呼ばれた。


『わっ！』

JK『びっくりした？

　 帰ろ、終わったから』



二人で自転車にまたがって、
帰り道を進む。



『何番目だった？』


JK『それがさ…トリだった』

『え』

JK『ほんで、
　 動画見てある程度踊れるように
　 なってから練習だってさ』


『…やだ』

グクに聞こえないように、
背中に顔をつけてつぶやく。


JK『なんて？』

『なんでもない』

JK『何が嫌なの？』

『…聞こえてんじゃん


　やーだ、カップルダンス』


JK『俺だって立候補したわけじゃ』


『…うん』


JK『あ、わかった

　 今日、練習付き合ってよ』


『え？』


JK『だいたい踊れるように
　 しとかないといけないんだって

　 だから、それ』



『…私？』



JK『突っ立ってるだけでいいから』




『は、はぁ…』



JK『ほんじゃ、決まり


　 Aの家寄っていい？』





『いいよ』




JK『はい、決定』




わけのわからぬまま、
とりあえず私の家へ。







───



JK『おじゃましまーす』



私の部屋で、早速
Trouble Maker の動画を見てみる。

これをグクとハヨンちゃんが…
精・神・崩・壊。←



JK『あー、わかったかも

　 そこに立っといて』



言われるまま、
突っ立ってると、
もう一度動画をはじめから流すグク。


すると

ちゃんとした振り付けで
私の前で踊るグク。


す、すごい…
１回見ただけなのに。



サビのところで
急に私の腕をつかんで動かしたり、
首元に顔を寄せるグク。


いや、振り付けだけどさ…

恥ずかしい///


グクがすごく色っぽく見える。





でも、それ以上に、
これをハヨンちゃんとすると思うと…
精神崩壊ですね、はい。←




曲が終わる。



JK『できてた？
　 こんなもんかな？』


『…グク、すごい』



JK『ほんと？ありがと


　 お礼』


ちゅっ



『ちょ、グク//』


JK『いいじゃん、

　 俺だってこんなダンスは
　 Aとしたいのー！』




後ろから抱きしめてくるグク。


JK『ふふっ
　 A、顔真っ赤』





悔しいけど、
やっぱりコイツは
私の心を揺さぶる天才です。

モヤモヤ→←パス、なはずだった

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