大キライ。大好き。-JUNGKOOK-

怒ってる？ ページ27

JK『今なんつった？』


グクの目がすごく恐い。
…怒ってる？


HY『何って…
　 ジョングク君が言ってたでしょ？

　 相談してくれたじゃない
　 Aがうざい〜って』


さっきとは別人みたいに
ジョングク君に笑顔で答えるハヨンちゃん。



『そうだったんだ！
　
　グク、ごめんね！
　今日から距離おくから！
　
　ハヨンちゃんもごめんね！
　
　じゃ、私帰るね』


今にも泣いちゃいそうで。
今にも崩れちゃいそうで。

グクとハヨンちゃんに
背を向けようとする。



ガシッ


JK『行くな』

グクに腕を捕まれた。


もうドキドキしちゃいけないって
わかってるのに。
また心臓が跳ねるの。



JK『今ハヨンさんが言ったこと、
　 全部違う。』



HY『私が嘘ついてるって
　 言いたいの？』



JK『これ以上Aを傷付けんな』

HY『え？意味わかんないよ』



『グク、もういいから！

　私行くね

JK『よくない』

グクに言葉をさえぎられる。



JK『こっちこい』



グクが私の腕を引っ張る。

『…もう、やめて』



JK『お前に拒否権ない』



ハヨンちゃんを残したまま、
グクは私の腕をつかんで
さっきから足を止めない。



HY『意味わかんない！

　 ほんとなんなのよ！！』


ハヨンちゃんの声が、
遠くで聞こえた。






グクが足を止める。
連れて来られたのは、
人目のつかない階段の裏。



グクがこっちを向く。

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