サバナクローの美猫さん番外編

6. ページ9

.



《オンボロ寮+エーデュースの場合》



『──…て、夢見たの。』

ユウ「へぇーそれは不思議ですね。」

エース「顔は見えなかったんすか？」

『うん。声だけ聞こえたんだけど…それが誰の声なんだか……』

デュース「それっておとぎ話によくある【夢の中の運命の人】みたいですね。」

エース「え？なにデュース、そんなの信じてんの？」

デュース「なっ？！ち、ちがう！！ただ昔読んだ絵本を思い出しただけで……！！」

グリム「……まぁとにかく、治ったんならよかったんだゾ。」

『ありがとう。心配かけてごめんね？』

ユウ「いえ、先輩にはいつもお世話になってるので！」


すっかり熱も下がって風邪の症状も治まった頃、ユウ君達がお見舞いに来てくれた。
ハーツラビュルの薔薇園から薔薇を摘んで造ってくれた花束と、ツナ缶をたくさん貰った。

ユウ君達とラー君はたまたま購買で鉢合わせしたらしくて、その時に買ってくれたらしいスポーツドリンクも貰いました。


ラギー「ほらほら１年！まだAは病み上がりなんスから長居しない！！」

デュース「す、すんませんっ！」

エース「ちぇー…少しくらいいーじゃん。」

ユウ「やめろよエース！……じゃあ俺達はこれで。お大事にしてください！」

グリム「じゃーなーっ！」

『ありがとうー！また学校でねー！』


──パタン……


ラギー「はー……やっと静かッスね。」

『うん。……でも嬉しいなぁ♪』


お見舞いに来てくれた中でユウ君達が一番まともでした。
でもみんなのお陰で風邪が治りました！！

………………一部を除いて。










.






──翌日、


『完・全・復・活！！』

ラギー「はいはいよかったよかった。」

『ラー君が看病してくれたからだよー！本当にありがとう♪』

ラギー「どういたしまして！…ほら、早くしないと遅刻するッスよ！」

『はーい♪』


咳も怠さも無くなって元気いっぱい！！
やっぱり健康って大事だね。

ラー君にはあとで美味しいものを奢ってあげよっと♪♪



みんなも風邪は勿論、健康には気をつかってね！！







。

ハッピービーンズデー→←5.

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す