サバナクローの美猫さん番外編

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《スカラビアの場合》


──コンコン、


ラギー「また誰か来た。」

『だれぇ…？』

カリム「Aー！大丈夫かー？！」

ジャミル「静かにしろカリム。……大丈夫かA？」

『カー君とジャミ君だぁ……』


アズ君達のお陰で悪化したボクはちょっと朦朧としながら『いらっしゃい〜』とお迎えした。


ジャミル「随分辛そうだな……」

ラギー「オクタヴィネルのせいで悪化したんスよ。」

ジャミル「何されたんだ。」

カリム「なぁ、何かほしいものあるか？」

『んーん……いらにゃい……』


ご飯も食べたし、お薬も飲んだ。ゼリーとかは少しだけ食べたけどあとは何もいらない。
冷えピタも貼ったし、今は眠いだけ。


ジャミル「実はさっき食堂で、サツマイモの粥とホットアップルドリンクを作ったんだ。
風邪に効くらしいから、腹が減ったら温めて食べてくれ。」

カリム「ジャミルの料理はどんな病気でも一瞬で治しちゃうんだ！だからAもたくさん食って、早く治してくれよ！」

ジャミル「やめろカリム。ハードルを上げるな。」

ラギー「へぇ〜…こりゃあ随分作ったッスね。ありがたく貰うッス。」

『ありがとぉ〜……』


後で美味しく食べるよ。ありがとうジャミ君。
カー君もお見舞いありがとう。少し元気になりました。








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《ポムフィオーレの場合》


ヴィル「お邪魔するわよ。」

ルーク「ムシュー・愛しの綿毛ちゃん！ご機嫌は如何かな？」

エペル「あ、あの…お邪魔します…！」

ラギー「あーはいはいノック無しでもご勝手にどーぞー。」

『ラー君諦めにゃいでぇ〜……』


今度はヴィル先輩率いるキラキラポムフィオーレの人達が来ました。
休ませてほしいですぴえん。


ヴィル「……思った通り、酷い顔ね。」

ラギー「お見舞いに来といて貶しに来てんじゃないスか。」

ルーク「おぉ、ムシュー・愛しの綿毛ちゃん！なんてことだ可哀想に！汗だくじゃないか……私が拭いてあげよう！」

エペル「僕の実家の林檎をお裾分けに来ました。よかったらどうぞ。」

ヴィル「いい？いくら風邪といっても美容を疎かにするのはいけないことよ。今から私がHow-toを教えるからしっかり学びなさい。」

ラギー「エペル君しかまともじゃない。」

『お願いだから休ませてぇ〜………！』


このあとヴィル先輩に滅茶苦茶美容について叩き込まれました。しかも悪化しました。
何しに来たんですかぴえん。




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