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16. ページ37

《――――お二方!このようなところで何を?》

《――――ブロッサム…、この辺りで人間を見なかったか?》

《――――人間?見てませんが?》

《――――この辺りから人間の匂いがする!我々妖精の祝祭に忍び込む不届き者を見つけなければ!》


ブロッサム…、俺達を助けてくれた妖精が2人の妖精を食い止めてくれてる。
この隙に逃げられたらいいんだが……、



レオナ「おい、お前。」


《――――え、》


『こんな所で何してるの〜?皆あっちで盛り上がってるよ!』



ユウ「…A先輩、レオナ先輩…!」



なんという神タイミング!
突然現れた2人に驚く妖精達は人間探しを中断し、惚けた表情を浮かべた。

「水がヌルい」と1人の妖精に文句を言うレオナ先輩の横でA先輩が後ろ手に出入り口を指差した。


ラギー「!!……ユウ君、今のうちに。」

ユウ「はい……、行くよグリム…!」

グリム「おう!」


先輩達が妖精の気を引いている間に急いで植物園の出入り口へ。
バレないようゆっくりドアを開けて植物園から抜け出して、更に離れた所まで猛ダッシュする。

深呼吸しながら息を整えて、やっと一段落……。


ラギー「いやぁ〜…危なかった〜…、」

グリム「見つかるかと思ったんだゾ〜…、」

ユウ「あの妖精とA先輩達が来なかったらどうなってたか…。」

ラギー「説教どころじゃ済まないのは確実ッスけどね。」

ユウ「魔法石も取り返したことですし、学園長の所に行きましょうか。」

ラギー「いや、まずはショー組と合流したいんで、メインストリートで待つッス。」

ユウ「わかりました。」

グリム「これでやっと普通の生活に戻れるんだゾー!!」


この魔法石を元の場所に戻せば、本来の気候に戻るって学園長が言ってたな。
オンボロ寮のあの暑さから開放されるって考えると、頑張ってよかったと思う。

更にご褒美とか貰えたらもっと嬉しいんだけどな。







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ミヤビ(プロフ) - 神蘿さん» リクエストありがとうございます!イベントストーリーは順次UP致しますので今暫く御待ちください! (2020年11月26日 22時) (レス) id: 1bc8c891e8 (このIDを非表示/違反報告)
神蘿 - リクエストです! ゴーストマリッジ、スケアリーモンスターズの小説をお願いします。これからも更新頑張ってくださいm(_ _)m (2020年11月16日 20時) (レス) id: 7e47203457 (このIDを非表示/違反報告)
ミヤビ(プロフ) - 黒猫さん» ご感想ありがとうございます!沢山笑っていただけてとても嬉しいです。これからも頑張ります! (2020年9月16日 22時) (レス) id: 1bc8c891e8 (このIDを非表示/違反報告)
黒猫 - とびちれwwwwwレオナさんドアの開け方ww笑いが止まりませんw更新まってますっ! (2020年9月7日 0時) (レス) id: 92bf4c121b (このIDを非表示/違反報告)
ミヤビ(プロフ) - 誓雨さん» ご感想ありがとうございます!『あつまれ』の反対は何だろう?と自分なりに考えた結果、『とびちれ』になってしまいましたww笑っていただけて嬉しいかぎりです!ありがとうございました! (2020年6月17日 12時) (レス) id: 1bc8c891e8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ミヤビ | 作成日時:2020年6月13日 1時

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