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12. ページ33

レオナ「おい、やってる場合か。そろそろ行くぞ。」

『はーい。』

ユウ「先輩達も頑張ってください!」

『任せんしゃい!』

レオナ「ふん、俺がいるんだ。失敗なんてさせねぇよ。」

ラギー「その言葉、忘れないでくださいッスね。」

ジャミル「行くぞカリム。」

カリム「おう!」


ラー君率いるすり替えチームは妖精達にバレないようコッソリと裏へ消える。
それを見送ったボク達もランウェイの準備の為、会場の妖精と紛れその時を待つ。

一世一代一発勝負。これで失敗したらボク達は終わる。

もしバレたらどんな目に合わされるんだろ?
ヴィル先輩やクルーウェル先生のしっぺより痛いのかな。
あの2人のしっぺを思い出したらお尻が痛くなってくる。

ラー君達上手くやってよ〜!


『う〜…』

カリム「どうしたA?」

『いや…バレちゃったらどうなるのかな〜って…、』

カリム「大丈夫だって!ユウ達がなんとかしてくれるさ!」

『カー君て本当にポジティブだね。』



《――――……ダイナ様?》



『え?』



《――――ダイナ様!お久しぶりです!》



え、誰?

ボクの周りをくるくると飛び回る1人の妖精。
花冠を被って、花が付いたふわふわのドレス…、
見た目からして花の妖精かな?


『えーっと…?』


《――――私をお忘れですか?花の妖精のブロッサムです!
以前ハンターに捕まった私を、ダイナ様が助けてくださったではありませんか!》


『ダイナってボクの母さんの名前だけど…、』


《――――……え?!で、ではアナタはダイナ様のご子息ですか?!》



ご子息…?うん、お金持ちじゃないけどご子息。
ブロッサムと名乗った妖精は凄く驚いた表情を見せて、「もうそのような年月が…」と呟いた。

この子が昔、母さんに翻訳機をプレゼントした妖精なんだろう。
まさかこんな所で会えるとは思わなかった。



《――――でも、どうしてアナタが此処にいらっしゃるのですか?
この会場は妖精属のみしか入れないのですが…?》


『ん〜…話せば長くなるんだけどね…、』



ボクはブロッサムさんに事の経緯を話した。
彼女になら話しても大丈夫だろうとなんとなく思ったから。
彼女はフムフムと頷きながら話を聞いてくれて、説明が終わると腕を組んで険しい顔を見せた。



《――――……事情はわかりました。もしよろしければ、私にもお手伝いをさせていただけませんか?》


『え?!』







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ミヤビ(プロフ) - 神蘿さん» リクエストありがとうございます!イベントストーリーは順次UP致しますので今暫く御待ちください! (2020年11月26日 22時) (レス) id: 1bc8c891e8 (このIDを非表示/違反報告)
神蘿 - リクエストです! ゴーストマリッジ、スケアリーモンスターズの小説をお願いします。これからも更新頑張ってくださいm(_ _)m (2020年11月16日 20時) (レス) id: 7e47203457 (このIDを非表示/違反報告)
ミヤビ(プロフ) - 黒猫さん» ご感想ありがとうございます!沢山笑っていただけてとても嬉しいです。これからも頑張ります! (2020年9月16日 22時) (レス) id: 1bc8c891e8 (このIDを非表示/違反報告)
黒猫 - とびちれwwwwwレオナさんドアの開け方ww笑いが止まりませんw更新まってますっ! (2020年9月7日 0時) (レス) id: 92bf4c121b (このIDを非表示/違反報告)
ミヤビ(プロフ) - 誓雨さん» ご感想ありがとうございます!『あつまれ』の反対は何だろう?と自分なりに考えた結果、『とびちれ』になってしまいましたww笑っていただけて嬉しいかぎりです!ありがとうございました! (2020年6月17日 12時) (レス) id: 1bc8c891e8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ミヤビ | 作成日時:2020年6月13日 1時

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