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──数十分後、
死柄木「クッソ…、完全に見失った！」
小さい体をちょこまか動かして走るAを追いかけること数十分。
深い森の中で完全に見失った。
流石に疲れた俺は倒れた大木に座って休憩する。
もう来た道もわかりゃしない。
どうせ夢だし、迷子になっても困りはしない……と思う。
──〜〜♪
死柄木「……ん？」
森の奥から何か歌が聴こえる…、
重い腰を上げて歌の方へと足を向けてみると、一際明るい拓けた場所に出た。
ファンタジーチックな木造の家に、塀で囲まれた庭らしき所。
そこから湯気が立ち上り陽気な音楽が響いてくる。
塀の隙間から庭を覗けば、見慣れた顔が2人いた。
《──なんでもない日バンザ〜イ♪》
死柄木「……何やってんだアイツ等。」
庭で歌ってるのはMr.コンプレスとトガヒミコ。
トガにも茶色のウサ耳が生えてやがる。
2人はゴチャゴチャのテーブルで《なんでもない日》とかいうわけのわからん歌を歌いながら乾杯していた。
俺は塀を乗り越え、庭に侵入する。
死柄木「おい、何してんだよ。」
Mr.「ん？何だ君は？勝手に入るなんて無礼極まりないぞ。」
トガ「フフフッ、ふほーしんにゅーです♪」
死柄木「敵が不法侵入怖がってちゃ勤まらねぇだろうが。
つか俺のこと知らねぇみたいな話し方すんな気持ち悪い。」
Mr.「…トガちゃん、この人知ってる？」
トガ「知りませ〜ん♪」
Mr.「スピナーは？」
スピナー「知らねぇ。」
死柄木「うぉっ？！おまっ…、ンでそんなちっさくなってんだよ！」
スピナー「は？俺は元からこのサイズだ。失礼な奴だな。」
ティーポットに入ったスピナーを見て吃驚。
手のひらサイズになったスピナーも、トガも、コンプレスも、夢の中だと俺のことは知らないらしい。
何か面倒くせぇ…、
トガ「お茶会に参加したいなら言ってください！」
死柄木「いや別に。」
Mr.「そう言うなって！お前も《なんでもない日》を祝おうぜ！」
死柄木「だから何なんだよそのイカれた日。」
「「なんでもない日おめ〜で〜と〜〜〜♪」」
死柄木「うるさっ！！」
何なんだよコイツ等！！
人の話なんか聞きやしねぇし、まともそうなスピナーは欠伸しながらティーポットの中で怠けてやがる。
着々と俺の分の紅茶まで用意し始め、拘束されそうだと悟ってその場を離れようとした。
………すると、
『いそげっ！いそげっ！』
死柄木「！？」
見失った筈のAが庭に入ってきた。
。
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ミヤビ(プロフ) - あ。さん» あ。様コメントありがとうございます。実は…という感じで綴らせていただきました。 (1月12日 1時) (
レス) id: 8b80540195 (このIDを非表示/違反報告)
あ。(プロフ) - 更新ありがとうございます！荼毘も弔も昔鬼龍君にあってたんですね！赤ちゃんの鬼龍君とか想像するだけで可愛い... (1月11日 20時) (レス) id: 94da43d755 (このIDを非表示/違反報告)
個人情報は処罰 - はあぁぁぁぁ、、、、、、、、、、。すき…、、、、、泣きそう。 (12月14日 22時) (レス) @page29 id: 15065c9ce2 (このIDを非表示/違反報告)
アマンダ - 疲れが弾け飛びました!!もう本当に大好きです!!あれだけの情報からこんなに素晴らしい作品を生み出せるなんて尊敬を超えて崇拝したい!!私のリクエスト題名で少し長めという言葉を見た時心臓握られたかと思いました。本当に本当に有難うございます！私の心の支えです😭 (12月2日 0時) (レス) @page21 id: 15065c9ce2 (このIDを非表示/違反報告)
ミヤビ(プロフ) - アマンダさん» アマンダ様、リクエスト承りました。完成まで暫くお待ち下さい。 (11月23日 19時) (レス) id: 8b80540195 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミヤビ
| 作成日時：2023年11月3日 8時
