トムラ・イン・ワンダーランド 栗栖様リクエスト ページ39
リクエスト
※不思議の国のアリスパロ
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(死柄木 side)
死柄木「ふぁ〜っ……、ねむ、」
流石に三徹ゲーム三昧はやり過ぎたな…。
Aにも文句言われそう。
欠伸をしては噛み殺しを繰り返しながら自室を出て、黒霧に飲みもん淹れさせようとバーに顔を出す。
死柄木「黒霧、何か飲むもの………って、いねぇし。」
いつもならカウンターにいんのに、今日に限っていねぇ。
Aは先生のとこだし……、怠っ。
適当に冷蔵庫を漁り、半端に残ってるいくつかの緑茶やジュースを見つけるが、キャップに《トガ》《ダ》とマジックで書いてある。
アイツ等……、人の冷蔵庫に勝手に置いてくんじゃねぇよ…。
2人の顔を思い出し若干苛立ちながら、コップに麦茶を注いで一息つく。
ふと何かつまめる物がないかと棚を探れば、ビニールに包まれた紫色の飴玉を見つけた。
多分Aがおやつに買ったやつだ。
5個あるし、1個くらい食っても文句言われねぇだろ。
ビニールを開け飴玉を上に放り、落ちてきたところを口でキャッチ。
…………うん、葡萄味。
カラコロと音を鳴らしながら麦茶のペットボトルとコップを手に、自室に戻って椅子に座る。
ゲームのイベントまで時間があるからパソコンの電源を入れ、コレクションファイルを整理して時間潰し。
9歳のAの写真を眺め、お気に入りは別のファイルに保存。
この頃のAは可愛かったなぁ。
何でも信じて、すぐ泣いて、すぐいじけて、ほっぺもふくふくしてたし…。
今じゃ美人だけど、口煩いお節介弟になっちまった。
あの頃のAがたまに恋しくなる。
死柄木「ふぁ〜っ…、」
暫くパソコンに向かっていたせいか、三徹の影響か……、だんだん瞼が重くなってくる。
今日一デカい欠伸をしてキリの良いとこで電源を落とし、ベッドに倒れ込んだ。
イベント…、確か午後2時だから…、
アラームせって……、
気付けば、俺は深い眠りに落ちた。
.
.
……何だ？
何か肌寒い…？
風が吹いてるのか、肌に冷たい空気が当たる。
ドア開けっぱで寝ちまったのか…、
死柄木「─っ…、」
ダメだ、寒い、
そう思い気怠いながらも目を覚まし、体を起こす。
………が、眼の前に広がる景色に俺は一瞬で意識が覚醒した。
死柄木「何だ…、此処…？」
視界いっぱいに広がる彩り豊かな花。
周りには建物も何も無い。
ただ真っ青な空と、雄大な花畑しかなかった。
。
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ミヤビ(プロフ) - あ。さん» あ。様コメントありがとうございます。実は…という感じで綴らせていただきました。 (1月12日 1時) (
レス) id: 8b80540195 (このIDを非表示/違反報告)
あ。(プロフ) - 更新ありがとうございます！荼毘も弔も昔鬼龍君にあってたんですね！赤ちゃんの鬼龍君とか想像するだけで可愛い... (1月11日 20時) (レス) id: 94da43d755 (このIDを非表示/違反報告)
個人情報は処罰 - はあぁぁぁぁ、、、、、、、、、、。すき…、、、、、泣きそう。 (12月14日 22時) (レス) @page29 id: 15065c9ce2 (このIDを非表示/違反報告)
アマンダ - 疲れが弾け飛びました!!もう本当に大好きです!!あれだけの情報からこんなに素晴らしい作品を生み出せるなんて尊敬を超えて崇拝したい!!私のリクエスト題名で少し長めという言葉を見た時心臓握られたかと思いました。本当に本当に有難うございます！私の心の支えです😭 (12月2日 0時) (レス) @page21 id: 15065c9ce2 (このIDを非表示/違反報告)
ミヤビ(プロフ) - アマンダさん» アマンダ様、リクエスト承りました。完成まで暫くお待ち下さい。 (11月23日 19時) (レス) id: 8b80540195 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミヤビ
| 作成日時：2023年11月3日 8時
