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僕の腕に薬を塗るお母さんに、あるお願いをしてみる。
転弧「お、お母さん…、」
「ん？なぁに？」
転弧「あの、あのね、僕ね……、弟がほしい…、」
「………………え？」
転弧「だ…、だめ？」
僕がお願いしてみると、お母さんは顔を真っ赤にしてちょっと考えた。
その後に困ったように笑って「お父さんに相談してみるね。」って言われて、このお願いは叶わないんだなって思った。
転弧「………神様、僕にも、弟をください！」
お父さんとお母さんにお願いしてもダメなら、神様にお願いするしかなかった。
お空の一番星に、あの赤ちゃんみたいな可愛い弟が来ることをいっぱいいっぱいお祈りした。
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死柄木「──…、」
そう…、ふと思い出した……、昔の記憶。
あぁそうか…、俺、Aに会ったことあったんだな。
Aは赤ん坊だったから憶えてないだろうけど、あの時の感触……、俺はなんとなく憶えてる。
『なんだか嬉しそうですね。良いことでもありました？』
死柄木「……ちょっとな。昔のこと思い出しただけ。」
『家族のことですか？』
死柄木「いや、それとはまた違う。」
リ・デストロが用意したであろう菓子をつまみながら、Aに隣に座るように促す。
大人しく従ったAの手を取り掌と掌を合わせると俺より少し小さい手だが、明らかに全部包み込める大きさではなくむちむちもしていない。
死柄木「……大きくなったな。」
『はい？』
死柄木「前はあんなにむっちむちだったのにな。」
『はぁ？！誰がむちむちなんですか？！』
死柄木「お前だよ。こう…、ちぎりパンみたいな手だったのに。」
『………はあぁぁぁっ？？！！』
今の台詞で怒ったAは俺の手を振り払って立ち上がり、ドカドカと部屋から出て行った。
ヤベッ、言い方間違ったなと思ったが、少し経てば機嫌も治るだろ。
死柄木「俺の願い叶えてくれてありがとな、カミサマ。」
あんな面白い弟、他にいねぇよ。
居もしないカミサマに向かって礼を言う。
いや、寧ろ叶えてくれたのって先生なのか？と少し疑問に思いながら、紅茶のカップに手を伸ばした。
※おまけ
荼毘「よぉ、ちぎりパン。」
『ぶっ◯すぞテメェ。』
2人の会話をこっそり聞いていた荼毘でした。
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ミヤビ(プロフ) - あ。さん» あ。様コメントありがとうございます。実は…という感じで綴らせていただきました。 (1月12日 1時) (
レス) id: 8b80540195 (このIDを非表示/違反報告)
あ。(プロフ) - 更新ありがとうございます！荼毘も弔も昔鬼龍君にあってたんですね！赤ちゃんの鬼龍君とか想像するだけで可愛い... (1月11日 20時) (レス) id: 94da43d755 (このIDを非表示/違反報告)
個人情報は処罰 - はあぁぁぁぁ、、、、、、、、、、。すき…、、、、、泣きそう。 (12月14日 22時) (レス) @page29 id: 15065c9ce2 (このIDを非表示/違反報告)
アマンダ - 疲れが弾け飛びました!!もう本当に大好きです!!あれだけの情報からこんなに素晴らしい作品を生み出せるなんて尊敬を超えて崇拝したい!!私のリクエスト題名で少し長めという言葉を見た時心臓握られたかと思いました。本当に本当に有難うございます！私の心の支えです😭 (12月2日 0時) (レス) @page21 id: 15065c9ce2 (このIDを非表示/違反報告)
ミヤビ(プロフ) - アマンダさん» アマンダ様、リクエスト承りました。完成まで暫くお待ち下さい。 (11月23日 19時) (レス) id: 8b80540195 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミヤビ
| 作成日時：2023年11月3日 8時
