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『ぁ…、あの…っ、』
AFO「…A、僕の首に腕を回して。」
『…え？』
AFO「指輪が見えるように……、早く。」
耳元で囁かれ背筋から腰にかけてゾクッとした変な感覚が襲って、混乱しながら言われたとおりに社長の首に腕を回してみる。
「良い子だね。」って囁かれ、更に体が熱くなった。
どのくらいの時間そうしていたかはわからないけど、結構長いこと抱き合ってた気がする。
もう途中から記憶がほぼ無くなっていて、正気を取り戻した頃には社長の膝の上にいた。
監督さん達が映像のチェックをするなか、僕と社長はその姿をただ後ろから眺めている。
僕の額や頬にキスをしてくる社長にどう接したらいいかわからない。
AFO「A、愛してるよ。」
『っ、あのっ！』
AFO「ん？」
『さ、撮影はもう終わったので…、』
AFO「あぁ、もしかしてCM用の台詞だと思ってる？」
『は…？違うんですか…？』
AFO「まさか。あれは僕の本音だよ。」
『そ、それは、ファンとしてってことですよね？』
AFO「それもあるけど、8割は恋愛対象。」
『僕は男ですよ？！』
AFO「勿論知ってるさ。……でも、君とこうして手を繫ぎたいし、もっと先のこともしたいと思ってるんだ。」
『先の…こと？』
AFO「……例えば、」
『っ？！』
手をギュッと握られたあと、唇に温かい感触がした。
死柄木社長の端正な顔がアップで映り込む。
AFO「──こういうこと…とかね。」
そっと離れて額と額を擦り合わせた死柄木社長は、ニヒルな笑みを浮かべた。
その姿に心臓がキュウゥッと締め付けられる。
もう一度触れるだけのキスをされ、至近距離で見つめ合う。
「いや？」と聞かれたけど、首を横に振って否定した。
いつの間にか僕の中で、彼に対する想いが溢れてくる。
食事に誘われるのが嬉しかったのも、
一緒に過ごす時間が楽しかったのも、
もう会うことが無くなるかもしれないって寂しくなったのも、
……結婚してたら嫌だなって…考えてしまったのも……、
きっと僕は知らないうちに、死柄木社長が僕に向けてる感情と同じものが芽生えていたんだろう。
あの公開プロポーズも、最初は驚いたけど…、
今になると嬉しいって思ってしまう。
AFO「A…、返事を──、」
『…っ、』
AFO「…！」
死柄木社長は僕と目を合わせると、少しだけ驚いた顔をしたあとにまた優しく微笑んだ。
そしてさっきよりも強く抱き締められる。
AFO「──一生幸せにするよ。僕のA。」
。
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ミヤビ(プロフ) - あ。さん» あ。様コメントありがとうございます。実は…という感じで綴らせていただきました。 (1月12日 1時) (
レス) id: 8b80540195 (このIDを非表示/違反報告)
あ。(プロフ) - 更新ありがとうございます！荼毘も弔も昔鬼龍君にあってたんですね！赤ちゃんの鬼龍君とか想像するだけで可愛い... (1月11日 20時) (レス) id: 94da43d755 (このIDを非表示/違反報告)
個人情報は処罰 - はあぁぁぁぁ、、、、、、、、、、。すき…、、、、、泣きそう。 (12月14日 22時) (レス) @page29 id: 15065c9ce2 (このIDを非表示/違反報告)
アマンダ - 疲れが弾け飛びました!!もう本当に大好きです!!あれだけの情報からこんなに素晴らしい作品を生み出せるなんて尊敬を超えて崇拝したい!!私のリクエスト題名で少し長めという言葉を見た時心臓握られたかと思いました。本当に本当に有難うございます！私の心の支えです😭 (12月2日 0時) (レス) @page21 id: 15065c9ce2 (このIDを非表示/違反報告)
ミヤビ(プロフ) - アマンダさん» アマンダ様、リクエスト承りました。完成まで暫くお待ち下さい。 (11月23日 19時) (レス) id: 8b80540195 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミヤビ
| 作成日時：2023年11月3日 8時
