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今回の監督さんと挨拶を交わし、メイクと衣装の為別室に移動させられる。
メイクは軽くファンデーションを付けられ、衣装は白が基調のカジュアルな感じだった。
エンゲージリングだからてっきりスーツだと思ってたのに。
いつもよりそう時間は掛からずあっという間に準備を終えて現場に戻ると、死柄木社長と秘書の男性が僕のマネージャーと話し込んでいた。
『おはようございます。』
AFO「あぁ、おはよう。その衣装よく似合ってるよ。」
『ありがとうございます。
不慣れなところがあるかもしれませんが、ご期待に添えるように頑張ります。』
AFO「大丈夫。僕もだから。」
『………"僕も"？』
「準備お願いしまーす！！」
死柄木社長の謎の発言に困惑していると、監督さんに呼ばれて急いでカメラ前にスタンバイ。
…………………で、何故か隣に死柄木社長も。
『……あの、社長？』
AFO「ん？」
『もう撮影始まりますので…、』
AFO「うん、そうだね。」
『いや、"そうだね"じゃなくて……、』
「では5秒前ー！！」
『えっ？！ちょっと？！社長映り込んでるけど！？』
僕の主張も虚しく何故か撮影が開始されてしまう。
社長も一緒に撮るなんて聞いてないんだけど…、
っていうかあれ？！そういえば台本もらってないよな！？
えっ、何？！これからどうすりゃいいの！？
わけがわからずカットをお願いしようかと思い、監督さんに言おうとしたところで死柄木社長が僕の手を握ってくる。
反射的に振り向けばいつもの優しい笑顔で僕を真っ直ぐ見つめてきて、心臓がドクッと大きく脈打った。
静かで少し気まずい空気が流れる中、社長が優しい声色で「おいで。」と僕を呼ぶ。
不思議と体が社長の方に向いてお互いに見つめ合う。
少しの沈黙の後、ポケットから小さな箱を取り出して、僕に見えるようにカパッと箱を開いた。
そこには綺麗なシルバーリング。
真ん中にはルビーが輝いている。
どうすればいいのかわからず社長を見上げると、目を細めて微笑み、僕の左手を優しくとった。
そして箱から取り出されたリングを、なんの躊躇もなく薬指に嵌める。
この間測ったからなのか、サイズはピッタリだ。
『──…あの…、』
AFO「A、君を愛してる。」
『………ぇ…、』
社長はそう言って、僕を優しく抱き締めた。
大きな体にすっぽりと埋まった僕の体が、どんどん熱を帯びていくのがわかる。
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ミヤビ(プロフ) - あ。さん» あ。様コメントありがとうございます。実は…という感じで綴らせていただきました。 (1月12日 1時) (
レス) id: 8b80540195 (このIDを非表示/違反報告)
あ。(プロフ) - 更新ありがとうございます！荼毘も弔も昔鬼龍君にあってたんですね！赤ちゃんの鬼龍君とか想像するだけで可愛い... (1月11日 20時) (レス) id: 94da43d755 (このIDを非表示/違反報告)
個人情報は処罰 - はあぁぁぁぁ、、、、、、、、、、。すき…、、、、、泣きそう。 (12月14日 22時) (レス) @page29 id: 15065c9ce2 (このIDを非表示/違反報告)
アマンダ - 疲れが弾け飛びました!!もう本当に大好きです!!あれだけの情報からこんなに素晴らしい作品を生み出せるなんて尊敬を超えて崇拝したい!!私のリクエスト題名で少し長めという言葉を見た時心臓握られたかと思いました。本当に本当に有難うございます！私の心の支えです😭 (12月2日 0時) (レス) @page21 id: 15065c9ce2 (このIDを非表示/違反報告)
ミヤビ(プロフ) - アマンダさん» アマンダ様、リクエスト承りました。完成まで暫くお待ち下さい。 (11月23日 19時) (レス) id: 8b80540195 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミヤビ
| 作成日時：2023年11月3日 8時
