真っ赤な柘榴 (AFO)※残虐表現あり ページ43
リクエスト
────────
『先生、お茶飲みますか？』
AFO「あぁ、時間も丁度いいしお願いしようかな。」
午後3時は決まって先生とお茶の時間。
今日はいつもの珈琲ではなく、アールグレイの紅茶。
そしてその紅茶に合うデザート。
本来なら僕の手作りお菓子を食べてもらうんだけど、今回は貰い物があるからそっちを優先して食べなきゃいけない。
『はい、どうぞ。』
AFO「…良い香りだね。アールグレイか。」
『たまには良いかと思いまして。』
AFO「そうだね。……で、これは何だい？
なんだか粒が沢山あるような形だけど……、もしかして柘榴か？」
『はい！熟した柘榴を貰ったので、それをデザートに！』
AFO「………貰った？」
『はい！』
AFO「誰に。」
『？？、…いつもの青果店ですけど？』
AFO「近くの青果店？」
『はい。そこの息子さんから…、』
AFO「……………ほぉ？」
『？？』
皿に乗った柘榴を見た先生の雰囲気が、どんどん悪くなっていくような気がした。
元々この柘榴は、行き着けの青果店で貰った物。
最近お父さんが腰を悪くして動き回れないから、僕と歳の近い息子さんがお母さんと一緒に働いている。
その息子さんが「もう廃棄になるから。」と、僕にくれたのだ。
柘榴なんて食べたことないからちょっと楽しみだったんだけど、どうやら先生はお好みではないようだ。
AFO「Aはその柘榴をもう食べたのかい？」
『いいえ、これからです。』
AFO「なら良かった。ちょっと僕に貰った柘榴を全部くれないか？」
『え？』
あれ？嫌いじゃなかった感じ？
僕もちょっと食べたかったんだけど、まぁいいかと柘榴を皿ごと先生に渡した。
すると柘榴を掴み掌に乗せ………、
──グシャッ！！
と、一気に握り潰した。
『ちょっ…？！何してるんですか？！』
先生の片手から柘榴の破片と真っ赤な果汁が溢れ、高級なスーツを汚した。
床にもポタポタと垂れて、まるで血溜まりみたいになっていく。
急いで布巾を持ってきて先生のスーツに附着した果汁を拭うが、少し染み込んでしまったようでクリーニング行きが決まった。
『あーあーもう！取れないじゃないですか！！
何で貰い物を粗末にするんです？！』
AFO「……やはり知らないか。」
『何がですか？！』
AFO「"コレ"の意味。」
『………はい？』
僕には先生の言ってる意味がさっぱりだった。
でもなんだか……、若干怒ってるような雰囲気はわかる。
。
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アマンダ - ミヤビさん» ありがとうございます！！！楽しみにしてますっ！ (11月7日 6時) (
レス) id: 15065c9ce2 (このIDを非表示/違反報告)
ミヤビ(プロフ) - アマンダさん» アマンダ樣、リクエスト承りました。こちらではお話がいっぱいで載せられないので続編にて投稿いたします。完成まで少々お待ち下さい。 (11月3日 8時) (レス) id: 8b80540195 (このIDを非表示/違反報告)
アマンダ - 更新ほんとに嬉しいです！先生かっこいい、リクエストいいですか？鬼龍くんがテレビのスーツを見ていて(先生に似合いそうで)かっこいいって言って先生の誤解で嫉妬とか先生が嫉妬する系が…まぁ先生はいつも嫉妬してるんですけど…受け付けてなかったらすいません！ (11月3日 2時) (レス) @page50 id: 15065c9ce2 (このIDを非表示/違反報告)
あ。(プロフ) - 更新ありがとうございます！！タバコ吸ってる先生絶対カッコええ...鬼龍君も超可愛いです (11月2日 22時) (レス) id: 94da43d755 (このIDを非表示/違反報告)
消しゴム頭(イレイザー) - 死ぬほどかわいい…尊い… (10月15日 13時) (レス) @page46 id: 15065c9ce2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミヤビ
| 作成日時：2023年2月22日 18時
