俺にとってのお前の一番 (死柄木弔) ページ34
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(死柄木 side)
死柄木「A、何作ってんの？」
『えへへ…、ミートボールぅ！』
死柄木「へぇ〜〜〜……、」
───パクッ、
『あっ！つまみ食いっ！』
死柄木「うっま。これ手作り？」
『むぅ……、うん。』
死柄木「ふ〜ん………、なぁ、これから俺が味見してやろうか？」
『？？』
死柄木「先生に美味いもん食わしたいんだろ？
だったら味見役も必要じゃん。だから俺が味見してやる。」
『でも弔お兄ちゃん好き嫌い多いもん。』
死柄木「お前が作ったのなら食える。
こう見えても舌には自信あるぜ。」
『………ほんと？』
死柄木「ホントホント。だからAの料理は俺が一番最初に食う。必ず。約束な。」
『………え〜…、』
.
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そんな約束を交わしたのが数年前。
そっからAは料理すると必ず俺に最初に食わせてくれる。
俺は好き嫌いが多いが、Aの作ったもんなら基本何でも食える。
死柄木「あー…、」
『はい、どうぞ。』
Aが料理してるときに口を開ければ、ポイッと放り込まれるおかず。
相変わらず味付けが絶妙で美味い。
これは俺だけの特権。
先生にも黒霧にも誰にも絶対に譲らない。
………と、思ってたのに…、
トガ「A君！一口くださーい！」
『トガちゃんはさっきも食べたじゃん。』
荼毘「もう少し甘さ控えめの方が好み。」
『こらっ！勝手につまみ食いすなっ！！』
Mr.「行儀悪いぞー荼毘。」
トゥワイス「そうだぞ荼毘。もっと食っちまえ！」
スピナー「うめぇ〜。」
死柄木「…………、」
散歩からアジトに帰ったら、料理するAに纏わり付く害虫がいた。
それだけでも苛つくのに…、約束を破って俺より先にこいつ等に手作りケーキを食わせてるAにもっと苛ついた。
黒霧「死柄木弔、お戻りになったんですね。」
『あ、おかえりなさい！弔さん！』
トガ「弔君おかえりなさ〜い！」
死柄木「……………。」
俺の苛立ちも察してないのか、暢気に笑顔を向けてくるのにも腹立つ。
カウンターに座りガリガリと首を掻いてる俺の目の前に置かれたのは、生クリームが付いた緑色のケーキ。
『抹茶ケーキ作ってみたので、良かったらどうぞ。』
フォークと飲み物まで用意してくるAと目を合わすこともなく、何の恨みもない抹茶ケーキをギロリと睨んだ。
いつもは美味そうに見えるAのお菓子が……、なんか不快に思えた。
死柄木「ふぅ〜ん…、」
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アマンダ - ミヤビさん» ありがとうございます！！！楽しみにしてますっ！ (11月7日 6時) (
レス) id: 15065c9ce2 (このIDを非表示/違反報告)
ミヤビ(プロフ) - アマンダさん» アマンダ樣、リクエスト承りました。こちらではお話がいっぱいで載せられないので続編にて投稿いたします。完成まで少々お待ち下さい。 (11月3日 8時) (レス) id: 8b80540195 (このIDを非表示/違反報告)
アマンダ - 更新ほんとに嬉しいです！先生かっこいい、リクエストいいですか？鬼龍くんがテレビのスーツを見ていて(先生に似合いそうで)かっこいいって言って先生の誤解で嫉妬とか先生が嫉妬する系が…まぁ先生はいつも嫉妬してるんですけど…受け付けてなかったらすいません！ (11月3日 2時) (レス) @page50 id: 15065c9ce2 (このIDを非表示/違反報告)
あ。(プロフ) - 更新ありがとうございます！！タバコ吸ってる先生絶対カッコええ...鬼龍君も超可愛いです (11月2日 22時) (レス) id: 94da43d755 (このIDを非表示/違反報告)
消しゴム頭(イレイザー) - 死ぬほどかわいい…尊い… (10月15日 13時) (レス) @page46 id: 15065c9ce2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミヤビ
| 作成日時：2023年2月22日 18時
