蘇るトラウマ (AFO) ページ31
リクエスト
──────────
『先生っ！大好き！！』
AFO「僕も大好きだよ。」
僕は、先生が大好き。
この世で一番…、先生が大好き。
いつも殴られて、蹴られて、傷だらけの地獄の日々から僕を救ってくれた。
僕が《大好き》と伝えたら、先生はそれに応えてくれる。
それが嬉しくて、甘くて、幸せで堪らない。
先生は僕を褒めてくれて、優しく触れてくれる。
絶対に殴ってきたりなんてしない。
『せーんせっ！………あれ？』
寝室にいると思って顔を出したのに、先生がいなかった。
おトイレにもいなくてリビングに行ってみたら、黒霧さんと何だかお話中だった。
お邪魔しちゃダメだと思って後ろの方で大人しく待ってみる。
真剣な顔してるから、きっと大事なお話だ。
AFO「……まぁ、此処ならそんなに人目もつかないだろう。」
黒霧「では手配の方を始めてもよろしいでしょうか？」
AFO「構わないよ。あとの判断は任せる。」
黒霧「畏まりました。」
黒霧さんが先生に軽く頭を下げたのを見て、お話が終わったと思ってすぐに先生に抱き着こうと小走りした。
その時だった。
AFO「じゃあ僕は寝室にいるから──、」
『せんせ──、』
──ゴッ…！
『あ"ぅっ！！』
AFO「？！」
先生が振り返ったと同時に振られた拳が、僕の顔に直撃した。
鼻がズンッと痛くて重くて、思わずその場に倒れ込む。
一瞬何が起きたのかわからなかったけど、時が止まったような感覚の中で急に呼び起こされた嫌な感情。
最早懐かしくすら感じるズキズキとした痛みで、僕の奥底にあったとても嫌な記憶も……、一緒に動画のように流れ出す。
──痛い…、
《──"無個性"のクセに生意気なんだよ！！》
──痛い…、
《──親に向かって楯突くなんて、いい度胸してるわね。》
──痛い…、
《──ちょっとキツい躾が必要だなぁ〜A？》
──痛いっ…、痛い…！
.
.
──………ごめんなさい、
.
.
──ポタ…、
黒霧「？！、Aっ！鼻血が…！」
AFO「すまないA…！まさかいるとは思わなかったんだ…！
鼻を打ったのかい？僕に見せてごらん。」
『ひっ！？』
心配してくれた先生が僕に手を伸ばす。
大好きな先生の手なのに、僕は蘇る恐怖心に勝てず小さな悲鳴を上げて咄嗟に頭を抱えて蹲る。
怖い！怖い！怖い！
痛いのやだっ！殴らないでっ！
。
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アマンダ - ミヤビさん» ありがとうございます！！！楽しみにしてますっ！ (11月7日 6時) (
レス) id: 15065c9ce2 (このIDを非表示/違反報告)
ミヤビ(プロフ) - アマンダさん» アマンダ樣、リクエスト承りました。こちらではお話がいっぱいで載せられないので続編にて投稿いたします。完成まで少々お待ち下さい。 (11月3日 8時) (レス) id: 8b80540195 (このIDを非表示/違反報告)
アマンダ - 更新ほんとに嬉しいです！先生かっこいい、リクエストいいですか？鬼龍くんがテレビのスーツを見ていて(先生に似合いそうで)かっこいいって言って先生の誤解で嫉妬とか先生が嫉妬する系が…まぁ先生はいつも嫉妬してるんですけど…受け付けてなかったらすいません！ (11月3日 2時) (レス) @page50 id: 15065c9ce2 (このIDを非表示/違反報告)
あ。(プロフ) - 更新ありがとうございます！！タバコ吸ってる先生絶対カッコええ...鬼龍君も超可愛いです (11月2日 22時) (レス) id: 94da43d755 (このIDを非表示/違反報告)
消しゴム頭(イレイザー) - 死ぬほどかわいい…尊い… (10月15日 13時) (レス) @page46 id: 15065c9ce2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミヤビ
| 作成日時：2023年2月22日 18時
