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死柄木「死んだろ。婆さん。」
『……………………え？』
死柄木「臨時休業した日に死んだらしいぜ。」
『…………。』
頭が真っ白になった。
おばあちゃんが死んだ？
だって今さっきお話したし、手も握ったし……、
それを話すと先生は僕の手を引いて外に出る。
鯛焼きを抱えたまま、あの鯛焼き屋に向かうとやっぱりシャッターは開いていた。
ほら！やってる！
僕はすぐにお店に走って店内を覗いた。
『おばあーちゃーん！』
……………。
…………あれ？
『おーーばーーあーーちゃーーん！！！』
…………。
え？何で？
さっきまでおばあちゃんいたのに。
薄暗いお店には誰もいない。
僕が戸惑ってると、裏からオジさんが出てきて「ウチに何か？」と聞いてきた。
AFO「急にすみません。
いつも此処の鯛焼きを買ってたんですが…。」
「あぁ、母さんのお客さんでしたか！
すみませんね…、先週急に亡くなって……。」
AFO「お話は聞いてました。
……ですがついさっきこの子がお婆さんから鯛焼きを貰ったと言っていて。」
「……え？さっきですか？」
AFO「はい。」
オジさんは僕の抱える鯛焼きの袋を見て驚いた。
そして僕と目線を合わせるようにしゃがんで、「いい？」と聞いてきたから、袋ごと渡すと目を見開いて更に驚いた顔をした。
温かい鯛焼きに驚いたんだろう。
オジさんは僕に袋を返し、頭を撫でた。
「…母さんが言っていたのは君だったんだな。
毎日買いに来てくれる愛くるしい子がいるって、楽しみに作ってたんだよ。
実はさっき鯛焼きを焼く機械を回収しようとしたらね、電源も入ってないのに少し温かかったんだ。
もしかして侵入者なのかと思ったんだけど……。
そうか……、母さんは君のために……。」
ポロポロと涙を流すオジさん。
僕はその時にやっと、もうお婆さんには会えないんだと理解した。
オジさんは僕の肩に手を乗せ、「本当にありがとう。」とお婆さんによく似た笑みを浮かべた。
.
.
『──その後にお店は老朽化もあって取り壊しになって……、今じゃ息子夫婦が新しくお店を建てて鯛焼き屋をやってるみたいです。』
トガ「不思議なお話ですね。」
『うん、本当に。』
スピナー「最期の鯛焼きか…、」
Mr.「どっちかっつーと泣ける話だな。」
トゥワイス「う"っ…、ぐすっ、」
荼毘「何泣いてんだよ気持ち悪ぃ。」
『……久々に食べたいな。鯛焼き。』
今度買いに行こうかな。
。
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アマンダ - ミヤビさん» ありがとうございます！！！楽しみにしてますっ！ (11月7日 6時) (
レス) id: 15065c9ce2 (このIDを非表示/違反報告)
ミヤビ(プロフ) - アマンダさん» アマンダ樣、リクエスト承りました。こちらではお話がいっぱいで載せられないので続編にて投稿いたします。完成まで少々お待ち下さい。 (11月3日 8時) (レス) id: 8b80540195 (このIDを非表示/違反報告)
アマンダ - 更新ほんとに嬉しいです！先生かっこいい、リクエストいいですか？鬼龍くんがテレビのスーツを見ていて(先生に似合いそうで)かっこいいって言って先生の誤解で嫉妬とか先生が嫉妬する系が…まぁ先生はいつも嫉妬してるんですけど…受け付けてなかったらすいません！ (11月3日 2時) (レス) @page50 id: 15065c9ce2 (このIDを非表示/違反報告)
あ。(プロフ) - 更新ありがとうございます！！タバコ吸ってる先生絶対カッコええ...鬼龍君も超可愛いです (11月2日 22時) (レス) id: 94da43d755 (このIDを非表示/違反報告)
消しゴム頭(イレイザー) - 死ぬほどかわいい…尊い… (10月15日 13時) (レス) @page46 id: 15065c9ce2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミヤビ
| 作成日時：2023年2月22日 18時
