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いつもは4つ。多くて8個。
弔さんでさえ此処の鯛焼きはお気に入りだった。
だけどある日のこと。
いつものように買いに行ったら、店が閉まっていた。
営業時間、日時は把握してるから間違いはない。
シャッターに貼られた紙には【臨時休業】と書かれていた。
楽しみだったのに…、と肩を落として来た道を戻り家に帰ってすぐに先生に報告した。
『お休みでした…、』
AFO「おや、珍しいね。土日以外は休んだことないのに。」
黒霧「お1人で経営されてますから疲れたんでしょう。」
死柄木「え、今日鯛焼き無し？」
AFO「仕方ないね。じゃあ今日はケーキ屋にでも行ってみようか。」
『…………。』
ケーキも好きだけど、気分はすっかり鯛焼きだっただけにちょっと落胆してしまう。
その日から3日、4日、と店を訪れたものの臨時休業が続いていた。
お婆さんの鯛焼きが恋しいけど買えないもどかしさを感じながら約1週間経った頃。
『──やってる！！』
久々にシャッターの開いたお店。
再開したんだと嬉しくなって急いで向かった。
『おばーちゃーん！！』
「はぁ〜い。」
いつもより少し薄暗い店の中で、いつもの優しい笑顔のお婆さんが顔を出した。
それが嬉しくて『たい焼きください！』といつものように注文すれば、いつものように4つの出来立て鯛焼きをくれた。
「お代はいらないよ。」
『え、でも…、』
「いつも買ってくれるお礼さ。」
『ありがとうございます！』
「こちらこそ、ありがとうね。」
お婆さんは僕の手を握った。
しわしわで温かみのある手は、ギュッと握ったまま少し上下に振る。
『おばあちゃん！明日も来るね！』
「うん…、うん…、ありがとうね。」
お婆さんは何度も頷いた。
明日も買えるんだと嬉しくなった僕は鯛焼きを抱えて『バイバ〜イ！』とお婆さんに手を振った。
すぐに帰って先生に鯛焼きを貰ったことを報告する。
『先生〜！たい焼き〜！』
AFO「ん？何処で買ってきたの？」
『おばあちゃんのお店です！貰いました！』
AFO「………ん？」
先生は黒霧さんと目を合わせて首を捻った。
そして僕の持っていた鯛焼きを1つ手に持つと、「温かいな。」と声を漏らす。
AFO「本当にいつもの鯛焼き屋かい？」
『はい！』
黒霧「あのお婆さんでした？」
『はい！』
「「………。」」
先生達はまた顔を見合わせた。
僕が意味が分からなくて困ってると、弔さんが顔だけをこっちに向けてあることを言った。
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アマンダ - ミヤビさん» ありがとうございます！！！楽しみにしてますっ！ (11月7日 6時) (
レス) id: 15065c9ce2 (このIDを非表示/違反報告)
ミヤビ(プロフ) - アマンダさん» アマンダ樣、リクエスト承りました。こちらではお話がいっぱいで載せられないので続編にて投稿いたします。完成まで少々お待ち下さい。 (11月3日 8時) (レス) id: 8b80540195 (このIDを非表示/違反報告)
アマンダ - 更新ほんとに嬉しいです！先生かっこいい、リクエストいいですか？鬼龍くんがテレビのスーツを見ていて(先生に似合いそうで)かっこいいって言って先生の誤解で嫉妬とか先生が嫉妬する系が…まぁ先生はいつも嫉妬してるんですけど…受け付けてなかったらすいません！ (11月3日 2時) (レス) @page50 id: 15065c9ce2 (このIDを非表示/違反報告)
あ。(プロフ) - 更新ありがとうございます！！タバコ吸ってる先生絶対カッコええ...鬼龍君も超可愛いです (11月2日 22時) (レス) id: 94da43d755 (このIDを非表示/違反報告)
消しゴム頭(イレイザー) - 死ぬほどかわいい…尊い… (10月15日 13時) (レス) @page46 id: 15065c9ce2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミヤビ
| 作成日時：2023年2月22日 18時
